22年大河「鎌倉殿の13人」愛之助「ワクワク」初共演・小栗旬の兄・北条宗時役「真田丸」に続く三谷大河

[ 2020年11月16日 10:16 ]

2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に北条宗時役で出演する片岡愛之助
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 ヒットメーカーの三谷幸喜氏(59)が脚本を手掛け、俳優の小栗旬(37)が主演を務める2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に、歌舞伎俳優の片岡愛之助(48)が主人公・北条義時の兄・北条宗時役で出演することが16日、番組公式ツイッターで発表された。豊臣家屈指の名将・大谷吉継を好演した16年「真田丸」に続く三谷大河出演。兄弟を演じる小栗とは初共演となる。三谷氏自らが動画で官房長官の記者会見風に発表し、この日から5日間連続で総勢24人の第1次出演者を発表する異例のスタイル。今年、TBS日曜劇場「半沢直樹」の検査官・黒崎役が大反響を呼んだ愛之助が2人目に名を連ねた。

 大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府の第2代執権・北条義時。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームを描く。三谷氏が04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本、小栗が大河初主演に挑む。

 愛之助演じる北条宗時は、義時の兄。平家打倒を訴える熱き夢想家。「また三谷幸喜さんの大河ドラマに出演させていただけるとうかがった時は素直にとてもうれしかったです」と喜び「北条宗時は私とは真逆の人間。夢に生き、夢に散った男だったと知りました。打倒平家に燃えたその夢想家の熱意は相当なものだったと想像がつきますし、今回はその熱量をいかに表現できるかに懸かっていると感じています。自分とは正反対の生き方をした武将を演じられることに今からワクワクが止まりません!とはいえ、宗時は歴史文献にもあまり記録が残っていない人物。その宗時が三谷さんの脚本でどう描かれるのか、非常に楽しみです!」と高揚している。

 「真田丸」の大谷吉継は、石田三成(山本耕史)との友情も視聴者の胸を打った。今度は小栗と兄弟役。「小栗さんとは共演経験はありませんが、それぞれの役を変幻自在に演じられる俳優さんだなと、つくづく感じさせられます。どんな作品のどんな役にも圧倒的な説得力があり、私もいち視聴者として魅了されています。今回はどんな北条義時を演じられるのか、“兄”として身の引き締まる思いです」とした。

 愛之助の大河ドラマ出演は「真田丸」、今年の「麒麟がくる」に続き、3作目。三谷作品にはNHK「正月時代劇 新選組!!土方歳三 最期の一日」「正月時代劇 風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇~」、舞台「酒と涙とジキルとハイド」「六月大歌舞伎 三谷かぶき『月光露針路日本(つきあかりめざすふるさと)風雲児たち』」と多数出演している。

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2020年11月16日のニュース