NHKテレワークで新作ドラマ3本「直虎」座組が復活!脚本・森下佳子氏&柴咲コウ&ムロツヨシ&高橋一生

[ 2020年4月27日 15:55 ]

NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の座組が復活し、テレワークドラマで再共演する(左から)ムロツヨシ、柴咲コウ、高橋一生
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 NHKは27日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、打ち合わせやリハーサル、もちろん本番収録も直接会わずに行う“テレワークドラマ”を新作30分ドラマとして3本制作すると発表した。題して「今だから、新作ドラマ作ってみました」。5月上旬に3夜にわたって放送する。第3夜「転・コウ・生」(総合、8日後11・40~0・10)は脚本・森下佳子氏、出演・柴咲コウ(38)ムロツヨシ(44)高橋一生(39)という2017年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」の座組が復活、再共演を果たす。

 「直虎」は柴咲が主演し、男性の名で家督を継ぎ、戦国時代を生き抜いた井伊直虎を熱演。ムロは商人・瀬戸方久を演じた。高橋は幼少期・鶴丸時代から直虎とともに過ごしてきた井伊家の筆頭家老・小野政次に扮し、大ブレイクした。1人で矢面に立って井伊家を守り続けたが、磔の刑に。壮絶な最期を遂げ、インターネット上で「政次ロス」が発生した。

 今回の新作「転・コウ・生」は、抱腹絶倒のファンタジーコメディー。外出自粛で家に閉じこもっていると「あの人に会いたいな」という気持ちが募る。するとなぜか「会いたい」と思った人と魂が入れ替わる珍事が発生…。「シバサキコウ」が「むろつよし」と入れ替わり、今度は「タカハシイッセイ」とも入れ替わって大混乱。果たして3人は元の体に戻れるのか。

 森下氏は「非常時においてのアートやエンタテイメントの役割の一つは心のワクチンであることだと思ってます。こんな中でもドラマを作ることに携われる、そんな幸運に恵まれましたからには、笑ったり、ほっこりできたり、少し優しい気持ちになれたり…そんなドラマにしたいなぁと思っております。お楽しみいただければ幸甚です。よろしくお願いします」、柴咲は「最近、実は思考そのものが自分の認識する世界を作っているんじゃないか。無意識のような私たちの『想い』が、この世界を作り上げているんじゃないか。そんなことを考えるのです。想像すること、そして『何を想像するのか』がとても大切なのだと。相手を想うことから展開してゆくこのストーリー。演者である我々の珍妙なやりとりと、垣間見える私生活をお楽しみください」とコメントした。

 第1夜「心はホノルル、彼にはピーナツバター」(総合、4日後11・40~0・10)は満島真之介(30)前田亜季(34)、第2夜「さよならMyWay!!!」(5日後11・15~11・45)は小日向文世(66)竹下景子(66)が出演する。

 NHKは「新型コロナウイルスの影響により、多くのドラマも当面の収録を見合わせています。こんな状況だからこそ、ホッとできる時間をドラマでお届けしたい。不安が募る毎日だからこそ、ほっこりしたり、じんわりしたり、腹を抱えて笑ったり…。豪華キャストと脚本家陣が織りなす、こんな状況だからこそ生まれた物語です」と企画意図を説明した。

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2020年4月27日のニュース