「新しい地図」コロナ基金設立 医療従事者や親が感染の児童預かり施設支援 自ら3000万円寄付

[ 2020年4月27日 05:32 ]

新型コロナウイルスの感染拡大のために基金を立ち上げた「新しい地図」の(左から)稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾
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 俳優の稲垣吾郎(46)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(43)が活動する「新しい地図」と日本財団が「LOVE POCKET FUND(愛のポケット基金)」を立ち上げることが決定した。その取り組みの第1弾として新型コロナウイルスの感染拡大対策を支援。27日、ホームページがオープンし募集がスタート。「新しい地図」としても同基金に3000万円を寄付する。

 「“あなたのため”が“自分のため”になる」がスローガン。集まった資金は日本財団を通じ、医療従事者とその家族、親が感染した家庭の児童の預かり支援を行う団体などへ贈られる予定だ。
 今回の基金は昨年から計画していた。3人の発案により“生きにくさ”を感じる人たちへの支援や、地方創生の取り組みを構想。2月からスタートするはずだったファンミーティングで基金設立を発表予定だったが、新型コロナのため公演が延期となった。

 そこで、感染拡大対策に取り組むことを決定。金銭や物資の提供にとどまらず、3人が実際に体を動かして支援が必要な人に寄り添う取り組みも検討している。

 稲垣は「事態が収束し、一日も早く全ての人々が穏やかな暮らしを取り戻せることを祈って。これからも一緒に頑張っていきましょう」とコメント。草なぎは「つらい思いをされている方、悲しみや苦しみの中にある方に一緒に寄り添っていけたら」、香取は「今、僕らのために頑張ってくださっている方々に、みなさんの愛を届けます。上を向いて一緒に、頑張りましょう」と呼び掛けている。

 《SMAP時代から続く社会貢献活動》3人はこれまでも社会貢献活動を行ってきた。SMAP時代の2011年の東日本大震災ではテレビ番組を通じて義援金を呼び掛けた。「新しい地図」の活動がスタートしてからも姿勢は変わらない。18年にリリースされたチャリティーソング「雨上がりのステップ」の売上全額を、日本財団パラリンピックサポートセンターに寄付。財団を通じパラスポーツの支援に充てられた。昨年には「ななにー基金」を立ち上げ、台風や豪雨の被災者を支えた。

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