文化放送　プロ野球開幕延期受け　20日は練習試合など伝える特番に

　文化放送は16日、上口宏社長の定例会見で、新型コロナウイルスの影響を公表した。

　上口社長は、「われわれのメインとなりますナイター中継に関しまして、開幕が延びまして、それに伴う番組の内容を詰めたり、クライアント、エージェンシーさん各方面に対しての説明が必要になる部分が生まれている」と現状を報告。

　プロ野球中継に関しては、当初開幕を予定した今月20日は午後1時55分から「文化放送スポーツスペシャル　開幕までもうちょっと。春よ来い！」と題して緊急生放送番組で対応。野球解説者の東尾修氏とコラムニストのえのきどいちろう氏の出演で延期の影響などを検証する。

　また、開幕戦を予定したメットライフドームからは、西武―ヤクルトの2軍練習試合のもようや、西武の延期期間中の予定など球団情報も伝える。同局側は「野球の実況中継というよりは、今、こういうことで、こういうことが行われていますというリポート。様々な2軍戦の会場からリポートを入れつつの1時間35分」と説明した。

　社内では、時差出勤、会合、出張など自粛を呼びかける対策マニュアルを3月11日付で更新。上口社長は、新型コロナウイルスについて「なかなか収束することもなく拡大しているように思います。どのように収束するのか、われわれなりに対応を考えいる」と述べた。