「麒麟がくる」第9話 BS“早麒麟”好調また番組最高5・0%!本放送も再び15・0%に回復

[ 2020年3月16日 09:11 ]

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主演を務める長谷川博己
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 俳優の長谷川博己(42)が主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)の第9話が15日に放送され、本放送の2時間前にオンエアされ“早麒麟”の愛称で親しまれているBSプレミアム(日曜後6・00)の平均視聴率は5・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが16日、分かった。第6話、第7話の4・7%を0・3ポイント上回り、番組最高を更新。初回3・3%の後、じわじわ数字を上げ、ついに5%台に突入した。本放送も15・0%と再び15%台に回復した。

 BSプレミアムは初回3・3%の後、第4話=4・0%、第5話=4・5%、第6話=4・7%と3週連続の番組最高更新。第7話=4・7%、第8話=4・5%と好調をキープし、第9話=5・0%。またも番組最高記録を塗り替えた。本放送が待ち切れない視聴者が多くなったとみられる。BSの視聴率は「3%台で健闘、4%台で異例」とされ、2016年「真田丸」は最終回まで10週連続5%台と驚異的な数字を叩き出した。「麒麟がくる」のBSの推移も注目される。

 本放送は初回19・1%と好発進。第2話=17・9%、第3話=16・1%、第4話=13・5%、第5話=13・2%、第6話=13・8%、第7話=15・0%、第8話=13・7%と推移。第9話は1・3ポイント増となり、15・0%。再び15%台に戻った。

 大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生にスポットを照らす。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」だった時代から始まり、それぞれの誕生を丹念に描く。

 第9話は「信長の失敗」。輿入れしたものの祝言をすっぽかされた帰蝶(川口春奈)は、ようやく翌朝に帰ってきた信長(染谷将太)と対面。奇妙な出で立ちだが、領民のことを思いやる姿、そして素直に前日の不在を詫びる信長に興味を持つ。婚儀に上機嫌な信秀(高橋克典)と継室・土田御前(檀れい)だが、信長が持参した祝いの品を見て、激しく叱責する。父にも母にも愛されない孤独な信長の姿を見た帰蝶は、鉄砲の手ほどきを受けながら自分も父(斎藤道三)が時々大嫌いになる以外は好きだと言い、信長に寄り添う。一方、美濃の光秀(長谷川)は、のちの正妻となる熙子(木村文乃)と懐かしい再会を果たし…という展開だった。

 また、お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史(49)が好演している農民・菊丸の正体が、子役の岩田琉聖(9)演じる竹千代(のちの徳川家康)を守る三河の忍びと判明。インターネット上で反響を呼んだ。

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2020年3月16日のニュース