藤井聡太七段 3年連続勝率8割へあと1勝 「途中自信のない展開に」と反省も

[ 2020年3月16日 21:34 ]

王座戦2次予選で阿部隆八段に勝ち、質問に応じる藤井聡太七段
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 将棋の藤井聡太七段(17)は16日、大阪市福島区の関西将棋会館で阿部隆八段(52)との対局に臨み、100手で勝利した。第68期王座戦2次予選の初戦で、戦型は矢倉に。序盤で藤井が角金交換を挑み、駒損しながら攻めをつないで勝ち切った。ただ、途中攻めを誤る展開になったそうで終局後「途中自信のない展開になってしまった」と反省する場面もあった。

 現在進行中の第69期大阪王将杯王将戦7番勝負は渡辺明王将(35)が挑戦者の広瀬章人八段(33)と3勝3敗。決着は25、26日、新潟県佐渡市での第7局へ持ち越されている。昨年、その挑戦権を広瀬と争い、あと一歩で逃した藤井は「内容的にも非常に際どい勝負が続いている。どちらが勝つにしてもまた激戦が見られるのではないかと思う」と激戦続きの7番勝負への期待を語った。

 阿部戦の勝利で今年度の成績を47勝12敗とし、3年連続勝率8割の大台へあと1勝とした。勝った藤井は二次予選決勝で谷川浩司九段(57)と大橋貴洸六段(27)の勝者と対戦する。

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2020年3月16日のニュース