笑点新司会の昇太 歌丸後任は「落語家で『やった』と思う人いない」

[ 2016年5月22日 21:19 ]

春風亭昇太

 落語家の春風亭昇太(56)が22日に生放送された「笑点歌丸ラスト大喜利スペシャル」(17・30~、日本テレビ系)の放送終了後に行われた記者会見に、落語家の桂歌丸(79)、林家たい平(51)ら大喜利メンバーとともに出席した。

 歌丸から「笑点」の司会を引き継いだ気持ちを聞かれた昇太は「僕らが回答したあとの(歌丸の)フォローの言葉とか一言で、笑いの量が全然変わるんですよね。たい平くんと『今日のあれは上手かったなあ』とかうなることが多く、そのあとということで、たぶん落語家で歌丸師匠のあとに司会をやってと言われて、『やった』と思う人は誰もいないと思います」と胸の内を語り、「とりあえず、自分らしくやるしかないな」と決意。さらに「普通にやっていても今までと違った大喜利になると思うんです。何しろみんな先輩なので、大喜利史上初めて回答者のほうが上から目線になるんじゃないかな」と笑い飛ばした。

 これに歌丸は「昇太さん、余計なことを言うようですけど、決して上から目線と思ってはいけません」と言い、「舞台に出たら、全員が同じ。同格。上下の差というのが楽屋にあるべきことで、舞台の上では絶対に上下の差はないと思わないと」とアドバイス。昇太は「みんな聞いたか!」と大喜利メンバーを指さし、笑いを誘った。

 また、司会者起用理由を中村博行プロデューサーから「消去法」と明かされた昇太は、「さっきまでどうしようとか悩んでいたんですけど、消去法で選ばれたと聞いて気が楽になりました。のびのびとやりたいと思います」と笑顔を見せ「歌丸師匠から大変にいいアドバイスをいただきましたので、先輩を先輩を思わず、上から目線だと怒られるので、平行線くらいで一緒にやっていければと思います」と意気込んだ。

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