深田監督の「淵に立つ」が審査員賞 ジブリ作品も特別賞受賞

[ 2016年5月22日 03:48 ]

「ある視点部門」特別賞受賞した「レッドタートル ある島の物語」のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督と鈴木プロデューサー(c)Kazuko Wakayama

 フランスで開催中の第69回カンヌ国際映画祭で21日(日本時間22日)、浅野忠信主演で深田晃司監督の「淵に立つ」が、斬新な作品などを集めた「ある視点」部門で、2席に当たる審査員賞を受賞した。

 同賞受賞は2008年「トウキョウソナタ」(黒沢清監督)以来2度目で、深田監督のカンヌ映画祭への出品は初めて。

 また、スタジオジブリの「レッドタートル ある島の物語」(マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督)は特別賞を受賞。是枝裕和監督の「海よりもまだ深く」は受賞はならなかった。

 グランプリはユホ・クオスマネン監督の「ザ・ハピエスト・デイ・イン・ザ・ライフ・オブ・オリ・マキ」。

 「ある視点」部門はコンペティション部門に入りきらなかった秀作や、斬新な映画を集めた部門。

 ▼深田監督 スタッフと俳優の総力で作った映画。その力が認められたことが何よりもうれしい

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