冨田さん 武蔵野署に「執拗な書き込み」相談 付きまとわれたことも

[ 2016年5月22日 07:00 ]

アイドル刺され重体

 警視庁によると、冨田さんは今月9~19日に、岩埼容疑者の名前を挙げて「ブログやツイッターに執拗に書き込みをしている」という内容の相談を武蔵野署にしていた。19日の相談で同署は冨田さんから21日にイベントがあることを伝えられ、会場を管轄する小金井署に「110番があったら応じるように」と依頼していた。警視庁は対応に問題がなかったか調査する。

 半年ほど前から冨田さんが出演するイベントに参加していた40代男性は、突然の事態にぼうぜんとした様子。男性によると、冨田さんは数カ月前のライブ中に「ライブ後に男性に待ち伏せされ“電話番号を教えろ”としつこく付きまとわれた」と話していたという。

 今回の事件は、ファンとの距離の近さが常態となっている現在のアイドル事情を象徴する側面がある。この日もファンと近くで交流できる機会があるものだったようだ。

 小規模なライブハウスや飲食店などでのイベントはアイドルを間近に感じられるため人気がある。公演予定などもアイドル自身がブログやツイッターなどで発信することで、ファンからの心理的な距離が縮まっていた。

 岩手県滝沢市で2014年、アイドルグループ「AKB48」の握手会会場でメンバーの女性ら3人が、のこぎりを持った男に襲われた。握手会は同グループの人気を支えるイベントだった。昨年12月には女優の柳ゆり菜(22)が書店で握手会を開いた際、男に腕を引っ張られる事件が起きた。

 AKBの事件後、各芸能事務所は公演などの警備を強化。だが近年は、芸能事務所に所属せず個人で活動するアイドルもおり、その場合は外部の危険を食い止める“壁”を持たない。

 「50代からのアイドル入門」の著書がある翻訳家の大森望さんは「特定のファンをシャットアウトすることは難しい。現代の女性アイドルは常に大きなリスクを負っている。それが最悪の形で表れた可能性がある」と話している。

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