“解説者”原辰徳氏 中盤まで手掛かりのない0―0の試合で「風景として考えている」監督の心境語る

[ 2024年3月30日 19:10 ]

原辰徳氏
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 巨人前監督の原辰徳オーナー付特別顧問(65)が30日、日本テレビの野球中継「巨人ー阪神」の解説を務めた。

 開幕戦から伝統の一戦となり注目を集めた一戦。初戦に続き巨人がセ・リーグ王者・阪神に完封勝利を飾り、4年ぶり奪還を目指す2024年シーズンを最高の形でスタートさせた。巨人の開幕2戦連続完封勝利は1941年以来83年ぶり球団2度目の快挙。

 久しぶりに解説席に座った原前監督。5回を終え両軍得点なしという試合状況の中、ともに出演した江川卓氏(68)から「ちょっとお聞きしたいのですが、0―0のこういう、スクイズもゲッツーになってしまうような…手掛かりがなかなかない中で、監督としては、ひらめきとして“どうやったら1点が入るのかな”ってイメージを持つものなんですか」という質問が飛んだ。

 原氏は「まあ、攻守がありますからね。例えば、慎之助…慎之助って言っちゃいけないな、ごめんなさい(笑い)阿部監督の心境としては“何とか0点で帰ってきてくれ”と。まずはそこですよね。一番怖いのは長打。守りという点で言えばそういう心境ですね」と説明。「一方、攻撃になった時には、やっぱり先頭バッターがまず(ベースを)1個でも2個でも。できればツーベース打ってほしい。それで例えばノーアウトランナー一塁になった時には、バントで送る、あるいは良いピッチャーではあるけれど…まとまった良いピッチャーだけに思い切って仕掛けていけ、と。そういうことは風景として考えていますね」と原氏らしい言葉でベンチの監督の心境を解説した。

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