DeNAドラ1・度会 初回に頭部付近へ死球 広島・黒原は3球で危険球退場 度会プレー続行に大歓声

[ 2024年3月30日 14:07 ]

セ・リーグ   DeNA―広島 ( 2024年3月30日    横浜 )

<D・広>初回、頭部に死球を受ける度会(撮影・平嶋 理子)
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 DeNAのドラフト1位、渡会隆輝外野手(21)が30日の広島戦(横浜)に「1番・右翼」で先発出場。開幕から2戦連続の先発出場となった第1打席は頭部死球だった。

 広島先発左腕・黒原のカウント1―1からの3球目が頭部付近に。度会はのけぞって避けたが、投球はフェースガードの右耳付近と右肩をかするように当たった。黒原は危険球退場となった。

 しばらく立ち上がれなかったが、自ら歩いてベンチで治療。それでも頭部に直撃とはならなかったため、一塁へ。ベンチから出てくると横浜スタジアムから大歓声が起きた。

 度会は1死一塁から佐野の打席でプロ初盗塁にも成功。先制機を作ると、2死三塁から牧の中前打で先制の生還となった。

 開幕戦となった29日の同戦では3点を追う3回1死一、二塁で九里が投じた初球の甘いスライダーを振り抜く同点3ラン。新人の開幕戦本塁打は、14年西浦(当時ヤクルト=現DeNA)以来史上14人目で、チームでは60年黒木基康(当時大洋)が打って以来64年ぶり2人目の快挙だった。

 チームの開幕戦の5年ぶり勝利に貢献したドラフト1位新人は「最高です。いつも温かい声援を送ってくれるファンの皆さまのおかげで打てました。これからも全力プレーで頑張ります」と話し、すぐにこの試合へ気持ちを切り替えた。

 初回の守備では、小園のライナー性の打球にしっかり反応してスライディングキャッチ。ファンからも歓声が起きるなど、試合開始から魅了、第1打席でアクシデントに見舞われたが、大事には至らなかった。

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