ソフトバンク・今宮「もう一花咲かせる」 小久保ホークス初得点の起点など仕事きっちり

[ 2024年3月30日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3-1オリックス ( 2024年3月29日    京セラD )

<オ・ソ>初回、今宮は三塁打を放ち、ヘッドスライディングする(撮影・椎名 航)
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 小久保ホークスの初得点が「2番・遊撃」今宮のバットを起点に生まれた。初回1死、オリックス・宮城の直球に逆らわなかった。打球は右中間を深々と破る三塁打。頭から三塁に滑り込み、にやりと笑った。対戦打率は昨季・385、22年は・467の相性はやはり本物だ。続く柳田の飛距離十分な右犠飛で本塁へと生還した。

 「とにかく出塁して、クリーンアップにつなぐことだけを考えました。結果的に三塁打になった」

 今季のテーマは「咲」。まだまだ、球界屈指の遊撃手としての地位を譲るつもりはない。33歳シーズンで「もう一花咲かせる」と燃えている。今季は柳田、山川、近藤と超強力クリーンアップが控える。16年から4年連続2桁本塁打と、力は十分あるが「僕ら脇役が出塁して、いい形で還してもらうのが最高の仕事」と自らに言い聞かせるように“つなぎ役”に徹している。

 指揮官には「2番・柳田」の構想もあった。ただ、オープン戦から右打ちを徹底し、の出塁率・375と結果で示した今宮を選択。この日の活躍にも「宮城との相性がいいんでね」と期待通りだと言わんばかりだった。

 「大事な先制点につながる働きができて良かったです」。背番号6の働きが、光った開幕ゲームとなった。

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