【センバツ】報徳学園・大角監督 9回2死から「勝負」の継投で決勝進出 昨年準優勝の「リベンジ」誓う

[ 2024年3月30日 16:04 ]

第96回選抜高校野球大会第10日準決勝   報徳学園4-2中央学院 ( 2024年3月30日    甲子園 )

<報徳学園・中央学院>9回、報徳学園・間木は今朝丸(右)にマウンドを譲る(撮影・岸 良祐) 
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 報徳学園(兵庫)が、選抜大会初勝利から快進撃が続く中央学院(千葉)との準決勝に臨み、決勝進出を決めた。

 先手を奪ったのは報徳学園だった。初回、1番の橋本が右前打で出塁。その後、2死二塁となり、4番・斎藤が中央学院先発の臼井の真ん中高めの直球を二遊間にはじき返す中前適時打で先制点をたたき出した。

 中央学院は3回の守備で、先発の臼井から蔵並に継投。1死二塁のピンチをしのいだ。そして、直後の4回には颯佐が左翼越えの適時三塁打を放ち同点に追いつく。

 だが4回、報徳学園は辻本の勝ち越し適時打、間木のセーフティースクイズで加点。5回には山岡の右前適時打で4点目を奪った。

 8回には2点差まで迫られたが、先発の間木がしのぎ、9回2死まで踏ん張った。2死二、三塁から登板した今朝丸が最後は抑えて、何とか逃げ切った。

 大角健二監督は9回2死からの継投について「相手の追い上げがすごかった。間木には最後まで投げてほしいと思ったが、最後は勝負にこだわりました」と勝負に徹した継投でしのいだ。

 追いつかれた後の4回の2得点については「嫌な流れだなと思ったが、すぐに追いついてくれて、流れを生かせなかった、あの得点は大きかった」と評価した。

 2002年以来、3度目の優勝を目指して2年連続の決勝進出。「厳しいブロックの中で、緊張感ある中で戦ってきましたので、1戦1戦強くなってくれている」と評価した指揮官は、昨年準優勝で終わったことに「去年はここで悔しい思いをした。ある意味でリベンジというふうに明日は戦いたい」と雪辱を誓っていた。

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