巨人・阿部監督 プロ野球史上初の開幕3試合連続完封へ「礼に頑張ってもらおうかな」

[ 2024年3月30日 17:43 ]

セ・リーグ   巨人5―0阪神 ( 2024年3月30日    東京D )

<巨・神>阪神に連勝し、ファンに手を振る阿部監督(右端)ら(撮影・大森 寛明)
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 4年ぶりV奪回を目指す巨人は岡本和、坂本の2者連続弾などで阪神との伝統の一戦に快勝。巨人の開幕2試合連続完封勝利は1941年以来83年ぶり球団2度目の快挙となった。

 開幕2連勝で12年連続の開幕カード勝ち越しも決定。また、阪神戦の同一カード勝ち越しは2022年9月2~4日(甲子園)に2勝1分けして以来で、東京ドームでは同年4月1日~3日に3連勝して以来2年ぶりとなっている。

 初陣から快勝続きの阿部慎之助監督(45)は「バッテリーが我慢して我慢して、先に点をあげなかったっていうのがね、一番だったと思います」と捕手出身らしい第一声。

 中大の後輩でもあるドラフト1位・西舘が3―0で迎えた7回、1死一、三塁で先発左腕・グリフィンをリリーフして開幕戦に続いて無失点に抑えたことについては「頑張りましたね。ナイスピッチングだったと思います」と振り返った。

 攻撃では0―0で迎えた6回、先頭の梶谷が四球で出塁すると、すかさず代走に松原を起用。続く岡本和が先制の1号2ランを放つと、坂本も2者連続の1号ソロで続いて3点リードを奪った。

 「凄く大きなね、先制点ですし。岡本がね、打ってくれたっていうのが一番大きいですけど。そのあともね、貴重なホームランだったんでね。あれで凄くグリフィンが楽になったんじゃないかなと思いますし。チームもあの2発でね、乗ってきたかなっていうのはありますね」と落ち着いた声で答えた。

 開幕3連勝、そして達成すればプロ野球史上初となる開幕3試合連続完封勝利の懸かる31日の先発投手はソフトバンクから加わった高橋礼。阿部監督は「いつかは失点しますけど、なんとか最少失点でいけるようにあしたね、礼に頑張ってもらおうかなと思います」と話していた。

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