DeNA平良があと1人で12球団完封一番乗り逃すも 4安打1失点でチーム24年ぶり本拠連勝発進に導く

[ 2024年3月30日 16:48 ]

セ・リーグ   DeNA6―1広島 ( 2024年3月30日    横浜 )

<D・広>DeNA先発・平良(撮影・平嶋 理子)
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 DeNAの平良拳太郎投手(28)が30日の広島戦(横浜)に先発。8回2/3を4安打1失点の快投で今季初勝利を挙げた。球団では13年以来となる開幕戦から2連勝。本拠開幕での連勝は実に00年以来24年ぶりとなった。

 12球団一番乗りの完封まであと1アウト。2死一、二塁で迎えた小園にこの試合の通算105球目となる外角スライダーを中前へ運ばれた。ここでお役御免となったが、2番手の徳山が坂倉を空振り三振に仕留めると、平良に笑顔が広がった。

 初回先頭の野間を内角高めのカットボールで投ゴロに打ち取ると、3者凡退の絶好の立ち上がり。2回に先頭の坂倉にフルカウントから四球を与えたが、続く秋山を一ゴロ、レイノルズを遊ゴロ併殺に斬ってリズムに乗った。

 6回までわずか58球で打者18人で3三振を奪ったが、7回先頭の野間にカウント1ボール2ストライクからの通算64球目の直球を左前へ運ばれた。この初安打に、球場のファンからもため息が漏れた。

 平良はバットでも、1点リードの2回1死二塁での第1打席で、一塁線を抜く右前適時打で追加点。さらに4回先頭では中前打を放って、続く度会の開幕から2戦連発となる2ランを呼び込んだ。

 平良は2021年6月に右肘手術を受け、昨年本格復帰して4勝をマークした。今季は開幕から万全の状態でローテーションの一角としてフル回転が期待されている。快挙はならなかったが、その中で最高のスタートを切った。

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