巨人・岡本和が超美技に決勝2ラン「最高です!」 今季初勝利グリフィンも「サイコーデ~ス!」

[ 2024年3月30日 17:28 ]

セ・リーグ   巨人5―0阪神 ( 2024年3月30日    東京D )

<巨・神>勝利を喜び合う岡本和(左)とグリフィン(撮影・西川祐介)
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 巨人の主砲・岡本和真内野手(27)が30日の阪神戦(東京D)で攻守に大活躍。チームを開幕2連勝と12年連続の開幕カード勝ち越しに導いた。

 白星を飾った前日29日の開幕戦。先発出場した野手で唯一無安打に終わっていたのが主砲で主将の岡本和だった。

 だが、この日はまず2回の第1打席で相手先発左腕・大竹の外角低めツーシームを中前に運んで待望の今季初安打をマーク。4回の一塁守備では1死一、三塁のピンチで小飛球となった坂本のセーフティースクイズに猛チャージしてダイビングキャッチする超ビッグプレーを見せた。しかも即座に立ち上がって三塁に送球。一気に併殺成立で攻守交代に持ち込んだ。

 そして、0―0のまま迎えた6回には無死一塁で大竹から先制そして決勝の1号2ラン。5番・坂本との2者連続アーチにつなげた。投手陣も踏ん張って完封リレー。巨人の開幕2試合連続完封勝利は1941年以来83年ぶり球団2度目の快挙となったが、岡本和のダイビングキャッチがなかったら、それも達成できていなかった。

 今季初勝利のグリフィンと並んで上がったお立ち台。グリフィンに「アリガトウゴザイマ~ス!オカモトサ~ン!」と感謝されると、この日一番の笑顔を浮かべた岡本和。「去年は足引っ張ってたんで。グリフィンの時、点が取れなかったんで。今年は幸先のいいスタートを切れたんじゃないかなと思います」とホッとした表情を浮かべた。

 開幕2戦目で早くも飛び出した一発については「いい感じで上がってくれたんで、入ってくれと思いながら走ってました」とし、昨季は好投するも援護に恵まれなかったグリフィンについて「いつもいいピッチングでいい流れをつくってくれてるんですけど、なかなか点を取ってあげることができてなかったんで、きょうは点を取ることができて良かったなと思います」と振り返った。

 そして、この岡本和の言葉についてコメントを求められたグリフィンが「サイコーデ~ス!」と阿部監督の現役時代の決め台詞で答えると、開幕戦の梶谷に続いてダイビングキャッチからの1号2ランという流れについて聞かれた岡本和も「最高です!」とキッパリ。スタンドの笑いも誘い、「あしたも勝って3連勝でいきたいと思います」と高らかに宣言していた。

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