DeNAドラ1・度会が開幕から2戦連発の2号2ラン セ初、43年ぶり3人目の快挙 頭部死球乗り越え

[ 2024年3月30日 15:21 ]

セ・リーグ   DeNA―広島 ( 2024年3月30日    横浜 )

<D・広>4回、度会は2点本塁打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 DeNAのドラフト1位、渡会隆輝外野手(21)が30日の広島戦(横浜)に「1番・右翼」で先発出場。開幕から2戦連続の先発出場となったが、4回の第3打席に右越え2ランを放った。

 4―0で迎えた4回無死一塁で打席に入ると、広島3番手の大道が投じた1ストライクからの2球目、外寄り低めの直球を完璧にとらえた。

 過去の新人で開幕戦から2試合連続本塁打は55年枝村勉(早大→大映)と81年石毛宏典(プリンスホテル→西武)の2人しかおらず、43年ぶり3人目、セ・リーグでは初の快挙となった。

 初回の第1打席では、広島先発左腕・黒原のカウント1―1からの3球目が頭部付近に。度会はのけぞって避けたが、投球はフェースガードの右耳付近と右肩をかするように当たった。黒原は危険球退場となった。度会はしばらく立ち上がれなかったが、自ら歩いてベンチで治療。それでも頭部に直撃とはならなかったため、一塁へ戻ると、横浜スタジアムから大歓声が起きた。度会は1死一塁から佐野の打席でプロ初盗塁にも成功。先制機を作ると、2死三塁から牧の中前打で先制の生還となった。

 1点を追加し、2―0となった2回1死一塁では左前打を放ってチャンスを拡大。この後にオースティンの右中間適時二塁打、さらに佐野の二ゴロの間に度会が2イニング連続で生還を果たした。

 開幕戦となった29日の同戦では3点を追う3回1死一、二塁で九里が投じた初球の甘いスライダーを振り抜く同点3ラン。新人の開幕戦本塁打は、14年西浦(当時ヤクルト=現DeNA)以来史上14人目で、チームでは60年黒木基康(当時大洋)が打って以来64年ぶり2人目の快挙だったが、2戦連続で歴史的な活躍となった。

 初回の守備では、小園のライナー性の打球にしっかり反応してスライディングキャッチ。ファンからも歓声が起きるなど、試合開始から球場を魅了、第1打席でアクシデントに見舞われても、自分の打撃を崩すことなく、その後は4安打。全打席出塁してチームをけん引した。

 ▼度会 速いストレートに対して一振りでミートすることができました。デッドボールから始まり次の打席ではしっかり切り替えることができていたので、自分を信じて打席へ向かいました。

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