松井秀喜氏「東京ドームのマウンド慣れてきた」始球式でストライク投球 高橋由伸氏「年々良くなってる」

[ 2024年5月3日 20:19 ]

セ・リーグ   巨人-阪神 ( 2024年5月3日    東京ドーム )

<巨・神>中継席に座る松井秀喜氏(右)を高橋由伸氏も見つめる(撮影・沢田 明徳)
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 元巨人監督で、球団特別顧問の高橋由伸氏(49)と巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(49)が3日、日本テレビの「「巨人×阪神」でW解説を務めた。

 この日は球団創設90周年特別記念試合の「長嶋茂雄DAY」として開催。ユニホームの右袖や帽子の側面に「3」が入った特別仕様で臨んだ。

 松井氏は試合前にセレモニアルピッチを務め、5回終了後には長嶋氏と阿部監督とともに記念撮影におさまった。

 「国民栄誉賞をいただいた時をちょっと思い出しました。あの時以来一緒に東京ドームのグラウンドに出ましたから」と2013年に国民栄誉賞を受賞した時を回想。

 当時も始球式を行い、長嶋氏が打席に立ち、松井氏が投球した。「ありましたね。あまり思い出したくないですが」と苦笑。「監督が打つんじゃないかってって言うんで、打たせないといけないなと。体に近い方がいいんじゃないかと思って投げたんですけど、近すぎてヒヤっとしました」と投球が内角にいってしまったことを振り返った。

 その後、夏の甲子園、昨年に続いてこの日と4度にわたって始球式を務めた松井氏に、高橋氏は「昨年のイメージがなかったんで、年々良くなってきてますねって話してたんですよね」とねぎらい。

 松井氏は「昨年もまあまあ良い球いった。東京ドームのマウンド慣れてきましたね」とジョークを飛ばして大笑い。「甲子園は…あまり思い出したくないですけど。あれはワンバウンドでしたね。だんだん良くなってきました。今日は投球練習は全くせずに臨みました」と明かした。

 阿部監督と3人で記念撮影に、現在の巨人について「良い時あり悪い時ありだと思いますけど、始まって1カ月。チームとして落ち着いてない部分はある。私はどちらかというと楽観的に見ている。今年は良いんじゃないかと。彼は捕手だったので、守りの重要さをよくわかってるでしょうから」と述べた。

 2000年日本シリーズでのON決戦を経て、2001年に阿部監督が中大から入団。「長嶋監督にしては阿部慎之助をなんとかしなくちゃいけないっていう一心だったでしょうね。最後の選手ですからね」と回想した。

 それまでの正捕手は村田真一。優勝にも貢献したが、長嶋氏は翌年に新人の阿部が抜てきした。松井氏は「それだけ期待されてるんだなって。村田さんの後をどうにかして阿部を、っていうのが現れたいたし、彼が期待に応えましたよね。彼のその後のキャリアを見ると、長嶋さんの見る目に全く間違えはなかったっていうことですよね」としみじみと語った。

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