村上宗隆「次は全試合4番打てるように」次回26年大会へ意欲 1次Rで不振→5番降格の雪辱期す

[ 2023年3月23日 17:44 ]

<侍ジャパン帰国・会見>会見する村上 (撮影・白鳥 佳樹)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、09年の第2回大会以来、14年ぶりに世界一に輝いた侍ジャパンが23日、千葉県成田市内のホテルで帰国会見に臨んだ。準決勝でサヨナラ打、決勝で同点弾を放った村上宗隆内野手(23=ヤクルト)は、さらなるレベルアップを誓った。

 日本の主砲として期待された村上だが、1次ラウンドは不振にあえいだ。それだけに大会を振り返り「さらに目標を高く設定させられる大会になった」ともっと高みを目指すと決意を口にした。そして2026年の次回大会へ向けて「次、3年後に出て、次は全試合4番打てるように頑張りたい」とリベンジを誓った。

 また城石内野守備走塁コーチは、大会中の思い出として「忘れられないだろう表情がありました」と切り出し、準決勝で村上が逆転サヨナラ打を打った場面を紹介。「ムネ(村上)がサヨナラを打つ打席の前に栗山監督の言葉を僕がムネに伝えに行ったんですけど、“何しに来たんだ”って顔をされた」と明かし、村上はバントか代打を告げられると思っていたという。

 そこで指揮官の「思い切って行ってこい」という言葉を伝言した瞬間の「ムネのスイッチの入った表情は一生忘れない」と村上が闘志を燃やし勝負師の顔になったと思い出深い話を紹介した。

 村上は1次ラウンドで4番を務めたが、4試合20打席ノーアーチ、14打数2安打7三振と、活発な打線の中で不振にあえいでいた。準々決勝のイタリア戦から5番に降格となったものの準決勝のメキシコ戦で1点を追う9回無死一、二塁から中堅フェンス直撃の2点二塁打を放って逆転サヨナラ勝ち。決勝、米国戦では2回、先頭で右翼席に今大会1号となる特大の同点弾を放ち、「日本の主砲」として復活を印象付けた。

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