侍・岡本 村上と初アベック弾!雪辱の一発が貴重な追加点 準決勝の幻弾が現実に

[ 2023年3月23日 04:50 ]

WBC決勝   日本3-2米国 ( 2023年3月21日    マイアミ )

<日本・米国>4回、ソロを放つ岡本和(撮影・光山 貴大)
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 海外メディアもいる会見で岡本和は「たくさんご飯を食べて挑んだ」と言って笑わせた。メキシコとの準決勝では左翼フェンスを越えた打球を奪い取られた。幻から現実へ。今度は手の届かない左中間席に打球を届けた。「(前夜は)入らなかったのでいっぱいウエートトレーニングをした」とまた冗談を飛ばし、クスッと笑った。

 スライダーを呼び込み、下半身にため込んだ力を豪快なスイングで放出した。2―1の4回先頭で今大会2号ソロ。貴重な追加点をもたらし「絶対、勝ちたかった。凄く最高に思います」と言った。

 「OM砲」だ。「師匠」と呼ばれて慕われ、21年に本塁打王を分け合ったライバルでもある村上との初アベック弾がうれしかった。シャンパンファイトでも「アベック!」と掛け合い「お互いホームランが長所。そこを出せてよかった」と喜んだ。スーパースターから刺激を受けて成長する。大谷がトラウトを抑えて世界一になった瞬間は「マンガみたいだと思った」。その二刀流を「追いかけるべき存在でありながら、ありえないことをしている。常にモチベーション」と言い表した。

 21年の東京五輪に選出されず、悔しさを持ち続けていた。だからこそ、侍ジャパンでの献身性は高かった。「濃い時間を過ごした。寂しい気持ちがある」と解散の日を迎えた。

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2023年3月23日のニュース