帰国会見でも“宇田川イジリ” 厚沢コーチ「会長がマウンドで威圧するところをお披露目できなかった」

[ 2023年3月23日 18:27 ]

WBC1次R<日本・チェコ>日本2番手の宇田川(撮影・光山 貴大)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、09年の第2回大会以来、14年ぶりに世界一に輝いた侍ジャパンが23日、千葉県成田市内のホテルで帰国会見に臨んだ。

 栗山監督、コーチ陣、NPB所属の選手全員がスーツ姿で登壇。栗山監督が「空港の出迎えを見て、物凄くたくさんの方たちに応援してもらっていたんだなと実感しました。選手たちが頑張って勝ちきってくれたこと、本当に多くの日本皆さんの思いというのが力になりました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と笑顔を見せた。

 続いてコーチ陣にマイクが渡されると、厚沢投手コーチは「自分自身、プルペンを担当させてもらって、毎イニング、エピソードみたいなイニングばっかりで」と思い出を紹介。「若い投手が準決勝以降、バリバリのメジャーリーガーに向かっていく姿は本当に頼もしい限りでありました」と米・マイアミで行われた準決勝、決勝での若手の好投に目を細めた。

 その上で「自分的に一つ心残りなのは、準決勝、決勝は“宇田川ジャパン”の宇田川をマウンドに上げることができなかった」と帰国会見でも“宇田川イジリ”を敢行。「会長(宇田川)がマウンドで威圧することころをお披露目できなかったのはちょっと残念でしたけど、ただ今回、ブルペンでバックアップで回ってくれたのは宇田川で。彼にはゲームではないところで陰で支えてくれたので、本当に感謝したいです」とイジリつつも、ブルペンを支え、縁の下の力持ちとなった右腕に感謝の言葉を口にした。

 宮崎合宿序盤、スーパースターが勢揃いし、気後れしたという宇田川のためにダルビッシュが中心となって「宇田川さんを囲む会」と題された投手会を開催。一気にチームの結束が強まった。特にダルビッシュがSNSで“宇田川イジり”を度々、行ったことでファンにも宇田川の知名度が急上昇した。

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