東海大菅生・日当 プロ注目150キロ右腕は全直球2回0封締め

[ 2023年3月23日 05:23 ]

第95回選抜高校野球大会第5日2回戦   東海大菅生5―2城東 ( 2023年3月22日    甲子園 )

<センバツ5日目第3試合 東海大菅生・城東>8回から登板した東海大菅生・日當 (撮影・奥 調)
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 東海大菅生が逆転で2年ぶりの選抜勝利を飾った。序盤は相手のペースだったが、1―2の3回無死二、三塁で3番・酒井駿輔(3年)が2点適時三塁打を放ち逆転に成功。侍ジャパンで活躍した吉田(レッドソックス)に憧れる左打者は「狙ったというよりも来た球を打つ。強い気持ちでいきました」と白い歯を見せた。

 8回からはプロ注目でエースの最速150キロ右腕・日当(ひなた)直喜(3年)が登板し、2回を1安打無失点。球場表示では今大会最速を1キロ上回る148キロ、複数球団のスカウトの計測では150キロをマークした直球のみで27球を投げきり「変化球を使わずに抑えられるピッチングも磨かなければならないので課題としてやってきました」と語った。

 若林弘泰前監督が部員への体罰で解任となり、1月に29歳の若さで就任した上田崇新監督は「現役の頃に出たことがない甲子園だったので、勝ててうれしい」と笑顔。昨秋の東京大会覇者が、順当に初戦を突破した。 (柳内 遼平)

 ≪宮本慎也氏長男・恭佑2回2失点≫プロ通算2133安打の元ヤクルト・宮本慎也氏(52)の長男・恭佑(2年)が先発マウンドに上がったが、2回2安打2失点。1メートル85の長身右腕は「初めての甲子園で緊張した。ランナーを出した時に抑えきれなかった」と反省した。同校で臨時コーチを務める父は三塁側内野席で観戦して「とにかくチームが逆転勝ちしてくれてホッとしました。この経験を今後に生かして頑張ってほしい」とコメントした。

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