侍・栗山監督「思いを伝えるべきだと思って…」 対面、電話、メール… 不振の村上に伝え続けた考え

[ 2023年3月23日 23:13 ]

<侍ジャパン帰国・会見>会見冒頭で話す栗山監督 (撮影・白鳥 佳樹)
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 第5回WBCで日本を3大会ぶりの優勝に導いた侍ジャパンの栗山英樹監督(61)がテレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜後9・54)に生出演。村上宗隆の打順変更の経緯を説明した。

 村上にとっては苦しい戦いが続く大会だった。準々決勝までは4番で起用していたが、準決勝からは5番に降格した。「日本の4番になれる人間が育ってきている中で、村上選手は日本に4番になると信じているので、強い4番を作っておきたいというのもありました。でも状態が上がらなかったです」と振り返った。

 調子が上がらない村上を見て、練習試合の時に1度村上と話してコミュニケーションを取って、大会が始まってからも電話で会話をした。アメリカに行ってからもメールをしていた事を明かした。「打順を変更する中で、僕の思いを伝えるべきだと思って、色んな形で伝えてきました」と村上へ思いを伝えた理由を語った。

 そして栗山監督は最後まで村上を信じていた。「サヨナラの時も、ノーアウト一、二塁で村上選手に回るのはわかっているので、コーチにはバントの用意をお願いしてました。でもそのケースになった時に“勝つなら村上が打つんだ”と思って、色んな幅も考えてました。その中で本当に打つと思っていました」とその思いに村上は応えて、準決勝のサヨナラ打そして決勝の同点弾につながった。

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2023年3月23日のニュース