巨人・大勢やり返した!吠えた! 新人歴代単独3位の32セーブ 初戦はプロ初イニングまたぎプロ2敗目

[ 2022年9月8日 21:36 ]

セ・リーグ   巨人6―5DeNA ( 2022年9月8日    東京D )

<巨・D>最後を締めた大勢はガッツポーズ(撮影・沢田 明徳)
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 巨人のドラフト1位守護神、大勢(本名:翁田大勢)投手(23=関西国際大)がDeNA戦(東京D)で今季49度目となるリリーフ登板。32セーブ目を挙げ、1990年に31セーブをマークした与田剛(中日)を抜いて新人歴代単独3位に浮上した。新人最多記録は2015年山崎康晃(DeNA)、22年栗林良吏(広島)の37セーブ。

 6―5とわずか1点リードで迎えた9回、6番手として登板。先頭の伊藤にはフォークボールを右前打とされたが、代打・楠本を153キロ直球で中飛に打ち取った。伊藤の代走・神里に二盗を許して1死二塁となったが、桑原を155キロで空振り三振。ここで捕手の小林が一度マウンドに行って声をかけると、最後は大田をフォークで空振り三振に打ち取り、雄叫びを上げた。最後の1球の前には三塁方向への邪飛を追って岡本和がエキサイトシートに飛び込むハッスルプレー。1勝に懸けるチームメートの思いに応える今季32セーブ目となった。

 やられたらやり返す。大勢がそれを実現した。7日に行われたカード初戦では、9回1失点と好投したエース菅野の後を受けて1―1で迎えた延長10回に2番手として登板。わずか6球でこの回を3者凡退に仕留めたが、その後、事態は暗転した。その裏、味方打線が1死満塁と絶好のサヨナラ機を築きながら北村、大城が倒れて無得点に終わると、大勢は直後の11回も続投。プロ初のイニングまたぎとなったが、1死から佐野に真ん中付近へ入った153キロを左中間スタンドへ叩き込まれ、これが決勝点となった。

 前夜は巨人打線が今季最多23安打と爆発し、18点爆勝。大勢の出番はなかったが、2日後きっちりリベンジする守護神にナインの笑顔が弾けた。

 ▼大勢 野手の皆さんに守ってもらい支えてもらいながらここまで積み上げてこれたと思っています。今日の和真さん(岡本)のプレーには、本当に奮い立たされました。残り試合、自分の尻をたたきながら新人記録に挑戦していきたいと思います。

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