落合博満氏 古巣の巨人と中日の低迷は「戦い方がどっちつかずに」 先制打の岡本和にも厳しい分析

[ 2022年8月9日 19:01 ]

セ・リーグ   中日─巨人 ( 2022年8月9日    バンテリンD )

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が9日の中日─巨人15回戦(バンテリンドーム)を中継したBSテレビ東京で解説を務めた。

 落合氏は最下位に沈んでいる中日について「点数とれなかったら、守り切るしかないんですよ。それがいまいちできていない。どうやって(守護神)のマルティネスにつないでいくか」とした。さらに「ナゴヤドームはナゴヤドームの戦い方ってあるんですよ。それがビジターとちょっと違うところ」と指摘した。

 また巨人が7月に5勝12敗1分けと大きく負け越したことについても「戦い方がハッキリしないとどっちつかずになってしまう。巨人は点を取って逃げ切らなきゃいけないチーム。せめて7回まで先発にはいってもらいたいと言ってもらいたいとベンチはそう考えていると思うけど、そうなっていない」と指摘。「(救援投手を多く使う状況では)勝ちゲームと負けゲームを分けて考えないといけないけど、どっちつかずになってしまったというのがあるんだろうと思います」と語った。

 初回に外角低めの球を右前へ先制打を放った巨人の4番・岡本和については「4番であるかぎりはホームランを打てるボールを待っているというのが普通なんですけどね。なんでもかんでもうちに行くというのが、ちょっと打率が上がってこない原因なのでは」と分析した。3回の2打席目は2ボール1ストライクから、外角低めの球を打って遊飛。「ストライク3つでアウトでしょ。2ボール1ストライクから今のボール打たなくたっていい。自分の打てるボールと打てないボールの線引きができていないんだと思う」と厳しく指摘した。

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