【甲子園】二松学舎大付が劇的サヨナラ 夏初戦は5戦無敗 9回同点とされるも、その裏に親富祖が決めた

[ 2022年8月9日 15:16 ]

第104回全国高校野球選手権第4日・1回戦   二松学舎大付3―2札幌大谷 ( 2022年8月9日    甲子園 )

<二松学舎大付・札幌大谷> 9回1死一、二塁、二松学舎大付・親富祖が左へ適時打を放ち左翼手が後逸する間に二走が還りサヨナラとなる (撮影・亀井 直樹)
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 2年連続5度目出場の二松学舎大付(東東京)が初出場の札幌大谷(南北海道)と対戦し、3-2のサヨナラ勝利。夏の甲子園出場全5大会で初戦突破を果たした。

 3季連続の甲子園。打線は初回、1死満塁に5番・大矢の右犠飛で先制。3回2死三塁にも大矢の左中間適時二塁打で加点した。

 先発の左腕・辻は粘り強い投球を見せていたが、8回、1死から三塁打を許すと、味方の失策で1点を失い2年生右腕・重川にスイッチ。重川は後続を断ち、9回には2死から連打と暴投で同点を許したものの勝ち越しは許さなかった。打線はその裏、9回、1死一、二塁で1番・親富祖が左翼線へと運ぶと相手の失策を誘って勝ち越し、試合を決めた。

 過去4度の夏はいずれも初戦突破しているが2勝した経験はなく初の夏2勝へ、意地を見せた初戦だった。

 地区大会から南北北海道大会決勝までの全6試合で64得点を挙げ、チーム打率・425を誇る札幌大谷は8回1死三塁で4番・郡山の遊撃への強い当たりが敵失を誘って1点を返し、9回2死から連打で一、三塁とすると暴投で同点としたがそこまで。初出場での夏1勝、19年選抜に続く甲子園2勝目はならなかった。

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