フィリーズ移籍のマーシュ 公私ともに慕う大谷語る「超プロフェッショナル。失敗と成功への対処がすごい」

[ 2022年8月3日 12:26 ]

フィリーズへのトレードが決まり囲み取材に応じるマーシュ(撮影・柳原 直之)
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 エンゼルスのブランドン・マーシュ外野手(24)がトレード期限の2日(日本時間3日)、フィリーズへの移籍が決まった。

 全体練習前にクラブハウス前で会見を開き「とても楽しかった。幸せなだった。エンゼルスが僕にチャンスを与えてくれて、僕の生涯の夢(メジャーリーガーになること)を叶えさせてくれた。感謝してもしきれない。このことを決して忘れない。ここは私の家族にとっても特別な場所です」と、冒頭で感謝の言葉を口にした。

 地元ジョージア州のビュフォード高から16年ドラフト2巡目(全体60番目)でエンゼルスに入団。昨季デビューし、外野ならどこでも守れる守備力が売りで、打撃も打率・226ながら8本塁打とパンチ力を発揮していた。フィリーズの本拠地フィラデルフィアには愛着があるようで「私は東海岸で生まれ育った。故郷に帰るようなもの。フィリーでの新しいスタートに興奮してます」と意気込みを語った。

 同僚の大谷とは仲が良く、同じ左打者としてよく打撃の助言をもらっていた。オフには一緒に焼き肉店を訪れるなど公私で親交があった。この日はクラブハウスで大谷とハグや握手を交わして別れを惜しみ、最後は話し込んで大きな笑い声も聞こえた。

 マーシュは大谷ついて「翔平は超プロフェッショナル。失敗への対処の仕方も、成功への対処の仕方も明らかにすごい。彼のパフォーマンスを見るのは楽しいものだった。そして、彼はずっと、今も、毎日毎日、それを続けている。翔平だけでなく、だから、このロッカールームにいる多くの選手たちから絶対に学んで、失敗しないようしたい。素晴らしい仲間たちだった」と語り、別れを惜しんでいた。

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2022年8月3日のニュース