広島・秋山 2安打で打率・302「終わった時に3割あるかどうか。途中で3割打てる人はいくらでもいる」

[ 2022年8月3日 06:45 ]

セ・リーグ   広島2ー5DeNA ( 2022年8月2日    横浜 )

<D・広>5回、適時打を放つ秋山(撮影・島崎忠彦)
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 広島・秋山翔吾外野手(34)が2日のDeNA戦で4打数2安打で気を吐き、打率3割台に乗せた。

 特に1―5の5回は無死三塁から2死になった後、カウント3―1から打ちに出て今永の149キロを中前適時打。「末包が(1軍に)上がってきて打った。前の2人もそのつもりだろうけど、つぶさずに形にしてあげるのが大事」。5月以来の昇格で代打三塁打という結果を出した末包昇大(すえかね・しょうた)を本塁へ迎え入れたことに意義を見いだした。

 初回1死でもカウント2―1から4球目のカットボールを中前打。「今永君の印象がライオンズ時代(対戦成績は8打数1安打、4三振)から良くなかった。1本目の安打もそうだし、カウントが良くなったので振りに行った結果、ヒットになって良かった」と振り返った。

 打率・302まで上げ、3割以上の大台を回復するのは、デビュー戦だった7月8日の中日戦を4打数2安打で終えて以来。「終わった時に3割あるかどうか。途中で3割打てる人はいくらでもいる。1割や2割前半よりはいいけど、これで安心なわけではない」と緩まない。西武時代は15年の打率・359を筆頭にシーズン3割が4度を誇り、「今の打席数なら増減も早い。1日1本打てるように、しっかり準備して、勝ちにつながる打席が増えるといい」と見据えた。

 後半戦はいまだ勝利がなく、球宴を挟んだ5連敗で借金4&4位に転落。「暗くなりがちだけど、沈むチームは会話が少なくなったり、大事なことの伝達ができなくなるので、なるべく声をかけ合いながら。ミスもあるし、僕が打てない時もあると思う。誰かがカバーしたり、誰かが1打席や1つの守備で集中力が切れないようにやって勝ちたい」と前を向いた。

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2022年8月3日のニュース