阪神・北條 頼れる仕事人が代打で決勝犠飛「青柳さんでは負けない。だから絶対に打ちたかった」

[ 2022年8月3日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神6ー3巨人 ( 2022年8月2日    東京D )

<巨・神>7回、勝ち越し犠飛を放つ北條。投手・メルセデス(撮影・河野 光希)
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 しびれる場面で阪神の仕事人が期待に応えた。同点で迎えた7回1死二、三塁。青柳の代打で登場した北條が、決勝点となる中犠飛を放った。

 「めちゃめちゃいい場面で出してもらった。何とかしたいという気持ちが強かった」

 カウント1―2からの5球目。メルセデスのスライダーに食らいついた。打球は中前への小飛球となったが、代走・熊谷が俊足を生かしてヘッドスライディングで生還。7月15日の中日戦で逆転の今季1号を放って以来、今季2度目の勝利打点を挙げた。ともに先発は青柳だった。

 「青柳さん(が投げる試合)では負けない。みんなもそういうのが染みついていると思う。だから絶対に打ちたかった」

 ヒーローインタビューでは力強い言葉で虎党を沸かせた。今季7打点のうち6打点が左投手とキラーぶりも健在。「優勝はまだまだ諦めていない。ヤクルトをつぶすためにも(残り試合は)全部勝つという気持ちでやっています」。矢野阪神に欠かせない伏兵は最後までファイティングポーズを崩さない。(石崎 祥平)

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2022年8月3日のニュース