広島・末包、プロ初三塁打「うわ~と思いながら走ったら…」

[ 2022年8月3日 06:45 ]

セ・リーグ   広島2ー5DeNA ( 2022年8月2日    横浜 )

<D・広>5回、三塁打を放つ代打・末包(撮影・島崎忠彦)
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 広島のドラフト6位・末包昇大(すえかね・しょうた)外野手(26)が2日のDeNA戦でプロ初の三塁打を放った。5月以来の昇格で5回先頭で代打出場。1ボールから2球続いた今永のチェンジアップを左翼フェンス上部に当てた。

 「真っすぐが強いのでそれも考えながら。入りでチェンジアップが来たので、もう一回来るかなと思っていた。こすって上がりすぎた。入らないかなと思った。うわ~と思いながら走ったらけっこう上がった分、伸びてくれた。しっかり走って打って、良かった」

 横浜スタジアムは3月25日の開幕戦に「7番・右翼」で出場して決勝の先制打を含む4打数3安打。球団新人では58年の古葉毅(のちに竹識)と森永勝治(のちに勝也)以来、64年ぶり3人目の開幕戦猛打賞の快挙を記録した思い出の舞台で、好印象を持って打席に臨んだ。

 「そうですね。久しぶりの1軍の試合で緊張することなく、しっかりとフルスイングできた。そこに関してはすごくいい入りができた」

 5月23日に初めて2軍に降格した。この時点で打率・304、2本塁打、14打点。上々の数字が残っていても再調整を命じられた。確率をより上げるためだ。

 「スイング軌道の修正をしっかりとテーマに持って、ボールに当てるための線を描けるようにやってきた。最初は全然駄目だったが、徐々に良くなってきた。いままでは点でしか当たらない。それだと確率が悪い。ボールが入ってくるラインに対してバットを出すと当たる確率も上がる」

 6月にノーヒットノーランを達成した難敵左腕から初対戦で快打を奪い、「2軍でやってきたことがしっかりと1打席でできたのが良かった」とうなずいた。開幕当初と違って秋山の加入で外野の一角が埋まり、出番は限られる。「長打を打つこと。自分のキャラを確立すれば、誰だろうと関係なくやっていけると思う」と猛アピールを期した。

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2022年8月3日のニュース