落合博満氏が語った王貞治氏の一本足打法 不滅の大記録には「とてもじゃないけど追いつかない」

[ 2022年8月3日 17:05 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が3日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。不滅のプロ野球記録となる通算868本塁打を記録した王貞治氏(82=現ソフトバンク球団会長)の代名詞である「一本足打法」について語る場面があった。

 プロ野球選手が生き残っていくために、そしてシーズンを乗り切る体力をつけるために「練習量」の重要性を、現役時代、そして中日監督時代も説いてきた落合氏。王さんの一本足打法についても「画面でね、日本刀振って、垂れ下がっている紙をこうスパッと切るとかっていうね、ああいうフィルム(映像)が残ってるっていうのは、すごい練習したんだと思う。タイミングを外そうと思って、ピッチャーがいろんな投げ方してきて、それに対応しなきゃいけない。よっぽど左足1本で支えていることが大事なのかっていうことを実際にやった人」と評した。

 現在の野球界でも投手側にある足、右打者なら左足、左打者なら右足を上げる打者はいる。それでも、王さんほど極端な打者はいない。タイミングの取り方の難しさについては「それはやった人に聞かなきゃ分からない。オレはやったことないから分からない」とした。

 落合氏はプロ野球で歴代6位の通算510本塁打を放った。王さんの868本塁打を目指したことがあるかを問われると「いや、ない」と即答。「25、26(歳)からの入団なんで、それは絶対追いつかないっていうのはあった。だから、1年単位のタイトルっていうことに、照準を置き換えたってのはある。通算記録ではとてもじゃないけど追いつかないっていうのがあっただけにね」と語った。

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