甲子園コロナ3年目も特別な夏 異例の抽選 集団感染が4校直接対決 有田工VS浜田、九州学院VS帝京五

[ 2022年8月3日 16:07 ]

甲子園球場
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 第104回全国高校野球選手権(6日から17日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が3日に行われ、新型コロナウイルスの集団感染と判断された浜田(島根)、帝京五(愛媛)、有田工(佐賀)、九州学院(熊本)の4校の対戦カードが決まった。なお、昨年は史上初のリモート抽選会となったが、今年は集団感染の4校以外の各校選手がマスクを着用して出席。選手宣誓は横浜主将の玉城陽希捕手(3年)に決まった

 4校の抽選会欠席が発表され、冒頭で集団感染と判断された4校の代理抽選が行なわれ、それぞれ大会第8日の第1試合と第2試合での直接対決が決まった。

 <大会第8日目>(※は集団感染と判断された4校)
第1試合 ※有田工(佐賀)―※浜田(島根)
第2試合 ※九州学院(熊本)―※帝京五(愛媛)
第3試合 智弁和歌山(和歌山)―開幕試合の勝者

 <大会第1日>(開幕試合)
第1試合 日大三島(静岡)―国学院栃木(栃木)

 4校は6日の開会式も欠席する。日本高野連は2日に回復までの期間を考慮し、日程の変更を決定。4校は大会第8日の2回戦が初戦となる措置を取った。当初は第7日の第3試合で出場49校が全て登場する日程だったが、第7日の1~3試合目を第8日に組み込み、4校がこの3試合のいずれかで初戦を迎えることになった。それにともなって3回戦の日程も一部変更された。

 主催者は「2回戦からの登場で不公平感を指摘する声があると思うが、全代表校が出場できるように配慮した」と説明。今大会の感染予防ガイドラインでは、選手変更は試合開始2時間前まで可能としている。抽選会以降の日程変更は行われず、今後、チーム内に集団感染が判明した場合、当該校は出場辞退となる可能性もある。

 代表49校計1641人を対象とした大会前のPCR検査では、10校計26人に陽性者が確認された。

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