阪神の主砲コンビ打点そろい踏みなら15連勝!大山セ単独2位22号&輝同点タイムリー

[ 2022年8月3日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神6ー3巨人 ( 2022年8月2日    東京D )

<巨・神>7回、北條の犠飛で生還した熊谷を迎える佐藤輝、大山ら阪神ナイン(撮影・白鳥 佳樹)
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 猛虎の主砲コンビが躍動した。4番・佐藤輝と5番・大山がそれぞれ自らのバットで勝利に貢献。2人がそろって打点を挙げれば、4月22日のヤクルト戦から15連勝となった。

 まずは2回1死で大山が試合を動かした。カウント1―2と追い込まれながらも、メルセデスの143キロ直球を逆方向の右翼スタンドへ。「いい打ち方ができましたし、試合前にイメージしていた打球と近いところがあった」。手応え十分の3試合ぶりの一撃は、肩を並べていた岡本和を目の前で抜いてリーグ単独2位に浮上する22号先制弾。青柳登板時はこれで8本塁打、19打点目。またもエースを援護してみせた。

 1点を追う6回1死二塁では、4番・佐藤輝のバットが火を噴いた。それまで2打席無安打に抑え込まれていたメルセデスの147キロを捉えた一打は左前への同点適時打。一塁上で鬼気迫る表情を浮かべながら、力強く両手をたたいて三塁ベンチにポーズを決めた。「追いつくチャンスだったのでしっかり食らいついて。いい結果になってよかった」

 昨季は8月の月間打率・222に終わったが、2年目の今季は8月初戦で同点打の好発進。球宴前から重心を従来よりやや低くしたフォームに取り組む大器は「まだまだ全然、発展途上。変えることを恐れずにやっていきたい」と、昨季の二の舞いを演じまいと鍛錬を積み重ねている。

 4回の守備では挟殺プレーで三走を三本間に挟んだ際に、梅野の送球を捕球ミス。カバーした大山の本塁送球もそれるダブルエラーで一時逆転を許した。「青柳さんを含めチームに迷惑をかけましたし、きょうはホームランよりもマイナス。明日からは僕がチームに返していけるように」と大山が反省を口にすれば、佐藤輝も「同じミスがないようにやる」と修正を誓った。犯した失敗を糧に、主軸2人でさらに猛虎をけん引する。(阪井 日向)

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2022年8月3日のニュース