巨人・戸郷 8回2失点好投も報われず 自身初の2桁勝利逃して5敗目「次の登板に向けてしっかり調整」

[ 2022年8月3日 20:43 ]

セ・リーグ   巨人1―2阪神 ( 2022年8月3日    東京D )

<巨・神>7回、阪神打線を抑えて笑顔の戸郷 (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人の戸郷翔征投手(22)が阪神戦(東京D)に先発登板。8回4安打2失点と好投するも打線の援護に恵まれず、プロ初の2桁勝利を逃して今季5敗目を喫した。

 初回に投げた13球中12球が直球。試合開始から11球連続で直球を投げ込み、1番・中野、2番・島田を連続三振に斬るなど3者凡退で立ち上がった。2回も3者凡退。だが、0―0のまま迎えた3回だった。1死から8番・梅野を四球で歩かせ、犠打で2死二塁。ここで中野に真ん中高めの147キロ直球を中前適時打とされて先制を許した。

 5回には1死から梅野に初球の真ん中高め146キロ直球を左翼スタンドに叩き込まれて0―2。打線は5月22日(甲子園)、7月14日(甲子園)と2試合連続完封負けを喫している相手先発左腕・伊藤将にこの日も5回まで3安打無得点と封じこまれ、6回に吉川が右中間スタンドへ5号ソロを叩き込んで1970年の平松政次(大洋)、1995年のテリー・ブロス(ヤクルト)以来27年ぶり3度目、阪神投手には史上初となる3戦連続完封負けの屈辱を逃れるのが精一杯だった。

 戸郷の投球内容は8回で打者29人に対して108球を投げ、4安打2失点。6三振を奪い、与えた四球は2つ、直球のMAXは3回に出た150キロだった。

 7月12日の阪神戦(甲子園)では8安打3四死球ながらも粘りの投球。4年目にして待望のプロ初完封勝利を飾り、3年連続自己最多タイとなる9勝目をマークした。初の2桁勝利が懸かった同19日のヤクルト戦(神宮)では6回途中7安打5失点で4敗目。チームは翌20日に多数の陽性者を出すコロナ禍に見舞われていた。

 ▼戸郷 失点してしまったことは反省して、次の登板に向けてしっかり調整していきます。

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2022年8月3日のニュース