ヤクルト両リーグ最速の50勝 ドラ2丸山が決勝打、村上4三振でも負けない 7・1にもM点灯

[ 2022年6月30日 21:59 ]

セ・リーグ   ヤクルト4―2広島 ( 2022年6月30日    マツダ )

<広・ヤ>12回2死一、二塁、丸山は右中間に勝ち越しの2点適時二塁打を放つ (撮影・奥 調)
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 ヤクルトは30日の広島戦(マツダ)に延長12回の末、4─2で下して4連勝。両リーグ50勝に一番乗りを果たした。6月は19勝4敗。月間19勝は02年8月にマークした球団記録に並んだ。7月1日のDeNA戦(神宮)に勝てばマジックが点灯する。同日に巨人が広島に敗れればマジック53、巨人が引き分けか勝ってもマジック54となる。

 先発の石川が3回1死をとった時点で史上28人目の3000投球回に到達。42歳左腕は6回1失点と奮闘したが、打線は3回の長岡の右越え5号ソロ1点のみで試合は延長戦に突入した。

 迎えた10回。1死二、三塁の好機で山田は三塁へのゴロ。三塁走者は挟殺プレーでアウトとなる間に、打者走者の山田は二塁へ向かう。捕手の会沢は二塁へ送球したが、これが悪送球となり、二塁走者の塩見がヘッドスライディングで生還した。

 その裏にマウンドに上がった守護神マクガフだったが、先頭の坂倉に中前打を許すと、続く会沢の投前の犠打で二塁へ悪送球。その後1死満塁となり、代打の松山に右前打され同点とされた。

 それでも12回に2死一、二塁。目の前で4番の村上が申告敬遠となる中、ドラフト2位のルーキー丸山(明大)が中崎の1ボールからの2球目のチェンジアップを右中間2点二塁打。その裏を6番手の田口が締め、巨人時代の20年以来となるセーブを記録した。

 4番の村上は第4打席まで4打席連続三振。10回、12回の5打席は2打席連続の申告敬遠だったが、1試合4三振は19年8月23日の阪神戦(神宮)で4打席4三振、21年11月1日の広島戦(神宮)で5打席4三振を喫して以来の自己ワーストタイ記録。頼みの村上様がブレーキでも、守護神の救援失敗でも、ニューヒーローが出てくる。2位の巨人にこれで12・5ゲーム差をつけた。

 ▼丸山 目の前で2回敬遠されて、悔しかった。もっともっと自分の特長であるものを生かして何とかチームに貢献したい。点を取られても、逆転できる雰囲気でやれている。先輩も若い人たちもチームのためにという思いがある。

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