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秋山助けてくれ~!! 広島、苦手ヤクルトにやられ放題8連敗…なすすべなく自力V消滅

[ 2022年6月30日 04:45 ]

セ・リーグ   広島2―9ヤクルト ( 2022年6月29日    マツダ )

<広・ヤ>大敗にガックリの佐々岡監督(右から2人目)ら広島ナイン(撮影・奥 調)
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 広島は29日のヤクルト戦で16安打9失点と打ち込まれ、今季75試合目で初めて自力優勝の可能性が消滅した。特に村上には2打席連発を献上し、今季11戦9発を許す屈辱。ヤクルトには2年連続の8連敗を喫し、球団ワースト記録として残る93年の9連敗が目前に迫った。30日に入団会見を予定する秋山翔吾外野手(34)に現状を打開する役割が期待される。

 ファンが相手に降参を告げる屈辱的な光景だった。9回、2打席連発の村上にコイ党から大きな拍手が送られたのだ。16安打9失点の完敗。その中でも佐々岡監督は、力の差を見せられた村上対策に頭を悩ませた。

 「バッテリーとスコアラー間で策は練っているけど、打たれたのなら、相手の読みだったのか、甘い球だったのか。しっかりと作戦通りに投げているのかを把握しないと」

 村上に好きなように遊ばれている。1―3の8回無死一塁は菊池保のスライダー、9回無死一塁では松本のカーブが真ん中付近に入る失投だった。いずれも見逃してもらえずに、同じように左中間席まで運ばれた。

 強敵といえども、広島のやられ方が目立っている。今季11試合で打率・444(45打数20安打)、9本塁打、19打点は、いずれも(打点は巨人戦と並んで)球団別最多。さらに今季の9盗塁中5つを献上しており、4回の二盗は適時打につながった。決して俊足とは言えない相手だ。立て続けの盗塁は、村上から守備陣の隙が見えている証拠だろう。

 今季初めて自力優勝の可能性が消滅した。最大の原因は、首位を走るヤクルトとの力の差だ。今季いまだ1勝(9敗1分け)。9敗のうち3点差以内は3試合しかなく、大半が完敗と言える内容で、指揮官は「打たれる、走られる部分は、バッテリーでいろいろと考えないと今のヤクルトには立ち向かっていけない」と危機感を募らせた。

 唯一の打開策と言える秋山の合流は間もなくだ。30日はマツダスタジアムで入団会見し、1軍練習にも参加する。6月上旬に新型コロナ感染のため7日間の負傷者リスト入りしているだけに、指揮官は「故障されても困る」とデビュー戦は本人との話し合いで判断する方針だ。

 自力優勝の初消滅に、佐々岡監督は「まだ70試合近くある。やっていくしかない」と力を込めた。秋山の獲得こそが諦めない姿勢の表れ。まずは現戦力の奮起が求められている。(河合 洋介)

 ○…広島がヤクルトに敗れ、自力優勝の可能性が今季初消滅。広島が残り試合に全勝しても、ヤクルトが広島戦以外に全勝すれば、最終勝率で上回れなくなったため。セ・リーグでは阪神、中日、巨人に続く4チーム目。

 ○…今季ヤクルト戦は4月27日の3回戦から1分けを挟んで8連敗。昨季4月7日から7月9日にかけての8連敗(2分け)以来で、きょう30日も負けて9連敗なら93年に並ぶカードワーストになる。

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