中畑清氏 巨人・岡本よ「俺は俺だ」の意識で打撃集中を

[ 2022年6月30日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人2-3中日 ( 2022年6月29日    郡山 )

<巨・中>6回、空振り三振に倒れた岡本和。バットが手から抜ける(撮影・河野 光希)
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 【中畑清 視点】岡本和はヤクルトの村上という存在に焦りを感じてるんじゃないか。打席で集中力が感じられない。1点を追う延長10回。目の前で1死から代打・中田が粘って左前打で出塁してくれた。誰もが逆転サヨナラ2ランを期待した場面だ。

 ところが、初球、インハイの真っすぐが外れたあとの2球目。ストライクになる内角の真っすぐを見逃した。空振りしてもいい。絶対に振らなきゃいけない球だった。敵に背中を見せたような見逃し。続く3球目、逆球で内角に入ったカットボールをファウルし、極めつきは4球目。ほぼ真ん中に来た143キロ真っすぐを空振りして三振に終わった。

 ライバルは恐るべきペースで打ちまくっている。でも勝負するのは目の前の投手。2年連続2冠王らしく「俺は俺だ」という強い意識を持って自分の打撃に集中してほしい。

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2022年6月30日のニュース