オリ・吉田正 6戦6勝“不敗弾” イチロー超え通算119号「まだまだ積み重ね」

[ 2022年6月30日 04:45 ]

パ・リーグ   オリックス6―1楽天 ( 2022年6月29日    ほっと神戸 )

<オ・楽>4回無死一塁、吉田正は右越えに2点本塁打を放ちベンチのナインに迎えられる(撮影・後藤 大輝)
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 ものすごいライナーが右翼スタンドに突き刺さった。0―1の4回、オリックス・吉田正が岸のチェンジアップを完璧にとらえた今季7号は、逆転の決勝2ランとなった。

 「浮いた変化球を狙っていました。方向も、右中間にライナーが伸びていくのも自分の打球が打てました」

 5回に中犠飛、7回にも二塁打を放って2安打3打点と、不振の杉本に代わって入った4番で大暴れだ。

 「良い当たりで打球が角度良く上がってくれた。あれがセカンドゴロになるかどうかで全然違う」

 そして、この1本で通算119本塁打となり、イチローがオリックス時代に記録した118本を超えた。「本当にまだまだ積み重ねと思います。長打も打てて、ヒットも打てるのは自分の理想です」

 今季は本塁打を打った6試合で、チームは全勝。この日は3番・中川圭が5回に2点二塁打、5番・杉本も7回に23打席ぶり安打となる左前適時打を放ち、吉田正を中心としたクリーンアップの「安打&打点」のそろい踏みで、打線をけん引。連敗を2で止めて借金2に戻した中嶋監督も「(この日のように)打線が点を取ってあげることが連勝モードの条件だと思う」と、ようやく波に乗っていけそうな手応えを感じていた。

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2022年6月30日のニュース