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ヤクルト・村上 あるぞ22歳最年少で3冠王!2発含む3安打4打点!最速M灯へ前進

[ 2022年6月30日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト9―2広島 ( 2022年6月29日    マツダ )

<広・ヤ>9回、2ランを放った村上(右)は山田に迎えられる(撮影・奥 調)
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 令和初の3冠王を狙うヤクルトの村上宗隆内野手(22)が29日、広島戦で2発を含む3安打4打点で勝利に貢献。6月は14本塁打を量産し、球団タイ記録の月間35打点とした。チームは13カード連続勝ち越しで、野村克也監督時代でいずれも日本一を達成した93、95、97年以来、球団4度目の貯金26。DeNAが勝利して6月中の優勝マジック点灯はなくなったが、65年・南海の7月6日を超えて史上最速での点灯は確実な情勢だ。

 3年前。電話口で聞いたバリトンボイスは今でも耳に残る。受けた金言は胸に刻まれている。「野村イズム」を継承する村上が豪快なスイングで響かせた2度の快音。あまりの衝撃に敵地の広島ファンからも拍手が起こった。

 まずは8回無死一塁で3試合連発となる28号2ラン。「ゲッツーだけは打たないように」との思いでスイングした。4回に15号先制ソロを放った山田とは今季6度目、通算30度目のアベック弾。9回無死一塁では左中間に2打席連発の29号2ランを運んだ。8回はスライダー、9回はカーブをともに手元まで引きつけ逆方向へ。手が付けられない状態だ。

 もうバットを振れば球団史に名が刻まれる。2発を含む3安打4打点で6月は月間の球団日本人最多の14本塁打で球団最多タイの35打点。チームは13カード連続勝ち越しを決めた。DeNAが勝って6月中の優勝マジック点灯はなくなったが「精神的にいい状態で打席に立っている」という村上がいればプロ野球史上最速の点灯は間違いない。

 不思議な縁がある。最速マジック点灯の記録を持つのは65年・南海(現ソフトバンク)で7月6日。同年、野村克也氏が初の3冠王に輝いた。19年にはテレビ番組の企画で直接電話で打撃の助言を受ける機会に恵まれた。まだ確固たる地位を確立する前だったプロ2年目のシーズン中。不調時の心構えとして授かった「ボールをにらみつけろ」の金言は今でも打席で実践する。

 そんな野村氏は翌20年に他界したが村上は球界を代表する長距離砲に成長。現在、本塁打と打点のリーグ2冠で打率・320も2位で1位のDeNA・佐野に1厘差だ。肉薄する。令和初、そして82年のロッテ・落合の28歳を大幅に更新する史上最年少での3冠王を狙える位置に立つ。

 「また明日、勝てるように頑張る」と村上。22歳で3冠王に輝けば、ボヤきが代名詞だった天国の恩師もきっと褒めてくれるだろう。(君島 圭介)

 《月間打点 歴代最多にあと4》村上(ヤ)が28、29号を放ち、今月は14本塁打、35打点、マルチ弾が5度になった。月間35打点は13年8月のバレンティンに並ぶ球団最多記録で、50年5月に小鶴誠(松竹)がマークした歴代最多の39打点にはあと4だ。また、月間5度以上のマルチ本塁打は、16年7月の筒香嘉智(D)の6度、76年5月のブリーデン(神)の5度に並ぶ史上3人目の快挙になった。なお、昨年に続く自身2度目の両リーグ30号一番乗りにも王手。6月までに30号到達を果たすと、01年のカブレラ(西)、ローズ(近鉄)以来で、日本人では64年王貞治(巨)以来58年ぶりとなるがどうか。

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