セ界の灯消さん!DeNAがヤクルトのプロ野球史上初6月中のM灯を阻止 16・5差5位でも自力V残る

[ 2022年6月30日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA4-2阪神 ( 2022年6月29日    横浜 )

<D・神>9回、しっかり抑え、グータッチで喜ぶ山崎康(左)(撮影・平嶋 理子)
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 セ界の灯は、まだまだ消さない。はるか先を独走しているヤクルトとは16・5ゲーム差。それでもDeNAにはセ・リーグで唯一、自力優勝の可能性が残る。阪神に勝利したことで、プロ野球史上初となる6月中の優勝マジック点灯は阻止した。

 「いや、自力優勝どうこうより、まだ借金がね。一個ずつ減らしていくしかないというのは変わらない。まずそこから」。三浦監督がそう話す通り、ヤクルトの動向よりも目の前の試合。効果的な長打で逆転した前夜に続き、効果的な長打と犠飛で逆転し連勝した。

 先発・石田が初回に失点したその裏だ。1死一塁から佐野が右翼席へ逆転の9号2ランを放った。「うまく風に乗ってくれてよかった」という一発。さらに同点で迎えた4回には、4番・牧から3連続単打で無死満塁とし、ソトと嶺井がともに中犠飛を打ち上げ2点を勝ち越した。好機を着実に生かした連続犠飛。三浦監督は「取られてすぐの(初回の佐野の)ホームラン、つないで犠牲フライも大きかった。投打とも粘り強く食らいついてくれた」と目を細めた。

 石田が5回1/3を2失点と粘って約3カ月ぶりの2勝目を挙げ、リリーフ陣も盤石の無失点リレー。まだ借金7が残るが上昇ムードもある。最下位からの巻き返しを目指し「横浜反撃」をチームスローガンに掲げる今季。少しでも意地を見せる。(秋村 誠人)

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2022年6月30日のニュース