ヤクルト高津監督 両軍3戦計67点の総力戦「絶対今日は取る姿勢で」村上は「最後に決められるのは凄い」

[ 2022年6月26日 18:14 ]

セ・リーグ   ヤクルト11―10巨人 ( 2022年6月26日    神宮 )

<ヤ・巨>8回、 3ランの村上を迎える高津監督 (撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 ヤクルトは26日、神宮で巨人と対戦。第1戦16―6、第2戦5―19と激しい戦いの流れそのままに、この日も点の取り合いとなった。そして試合を決めたのはやっぱりこの男だった。8―8の同点で迎えた8回、4番・村上が1死一、三塁からバックスクリーンに26号勝ち越し3ランを叩き込んだ。4番の一発で激しい乱打戦に終止符を打ったチームは12カード連続の勝ち越しを決めた。この勝利で11ゲーム差に再び突き放した2位・巨人の自力優勝の可能性を消滅させた。

 激戦を終えた高津監督は試合後、殊勲弾の村上について「それまでのバッティング内容があまりいいものではなかったので、ああやって最後に決められるのは凄い良かったと思いますけれど、その前の何打席か、ちょっと彼らしくない打席があったのかなと思いますけれど、でもあんまり言えないですね、決めてくれたので」と笑った。

 高津監督との一問一答は以下の通り。

 ――熱い試合だった。

 「試合内容としては決して褒められたものじゃない、反省点の多いゲームだったかなと思いますけど、うーん…まあこれでいいんだと思うようにしました」

 ――勝てばいい。

「まあそうですね~。こうやって難しい展開を途中ひっくり返してまたシーソーゲームってところを最後、ムネが一発で決めましたけども、そうやってつないで最後まで競ったゲームをして取れたってところは本当によく頑張ったんじゃないかなと思います」

 ――3回の攻撃は長岡が一時逆転弾。ああいう当たり増えてきた。

 「そうですね、あそこのああいう打球が彼の本当特長だと思います。あまり言うとあれだけど、インコース寄りを強くライトに引っ張れる打球が打てるというのは、8番だからそれを打っちゃいけないというんじゃなくて、あれが打てる8番バッターを目指してほしいなと思っているので。今日のあのホームランに関しては祖極いいバッティングだったと思います」

 ――対戦機会増えて感覚つかめてきたか。

 「長いシーズンなので好不調もあれば、研究されたり、いろんなことがあっての143試合だと思いますので。いろんな壁にぶつかりながら、その壁をよじ登りながらいろんな壁を越えていってほしいなと思っています」


 ――巨人は戸郷が中4日で総力戦。

 「今日はマクガフが最後、投げましたけれど、負けている展開でも投げる予定でした。それは清水も今野も田口も一緒です。こちらも昨日、おとといとああいう展開だったので、絶対今日は取る姿勢では、そういう態勢ではいました」

 ――巨人に勝ち越せた。

 「これでいいんだと思っています。はい」

 ――全11球団から連続勝ち越し。

 「ひと言では語れない、ここまでのゲームがあるわけで、いかに継続していくか、いかに何かあった時にどうやって越えていくかというところが大事だと思うので、これまではよかったなと思う程度です。また次も勝ち越せるように頑張るだけです」

続きを表示

この記事のフォト

2022年6月26日のニュース