ヤクルト高津監督 流れを変えた1766日ぶり1軍登板の小沢「非常にいい…また次も期待」サイド成長万感

[ 2022年6月26日 18:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト11―10巨人 ( 2022年6月26日    神宮 )

<ヤ・巨>小沢(左)をねぎらう高津監督(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトは26日、神宮で巨人と対戦。第1戦16―6、第2戦5―19と激しい戦いの流れそのままに、この日も点の取り合いとなった。そして試合を決めたのはやっぱりこの男だった。8―8の同点で迎えた8回、4番・村上が1死一、三塁からバックスクリーンに26号勝ち越し3ランを叩き込んだ。4番の一発で激しい乱打戦に終止符を打ったチームは12カード連続の勝ち越しを決めた。この勝利で11ゲーム差に再び突き放した2位・巨人の自力優勝の可能性を消滅させた。

 激戦を終えた高津監督は試合後、3回無死満塁のピンチで、26日に支配下選手として公示され、同時に出場選手登録も公示された小沢怜史投手(24)をマウンドにに送ったことに「あのもうちょっと楽な展開で投げさせたかったなとは思いますけど、ノーアウト満塁よくしのいだなと」と称えた。そしてソフトバンク時代の2018年11月以来4年ぶりの支配下契約で、2017年8月25日のロッテ戦以来となる1766日ぶりの1軍マウンドで躍動した背番号014(新背番70のユニホームは間に合わず)に「最後ホームラン打たれましたけど、非常にいい内容で、また次も期待してます」と次の登板にも期待していた。

 高津監督との一問一答は以下の通り。


 ――流れ変えたのは小沢。

 「あのもうちょっと楽な展開で投げさせたかったなとは思いますけど、ノーアウト満塁よくしのいだなと。すごくチャンスを自分でものにして最後ホームラン打たれましたけど、非常にいい内容で、また次も期待してます」

 ――4回終わってから声をかけていたが。

 「いろんな声です」

 ――続投に関しても。

 「いえ、いろんなことです、はい」

 ――2軍で結果を残して今日の登板。評価は。

 「2軍の小野寺コーチを始め、ピッチングコーチがよく調整してくれた、成長させてくれたんじゃないかなと思います。これだけ投げられたわけですから、本人の努力が一番だと思いますけど、そうやってみんなで育成であったり、成長であったり、調整であったりがファームとも連携を取ってよくできてるのかなと思います」

 ――去年サイド転向。助言は。

 「いやいや特にはあれですよ」

 ――サイドスローは戦略の幅広がりそうか。

 「やはりこの世界は生き残らないといけないので、生き残るために彼が、いろいろ試行錯誤してピッチングコーチといろいろ話をしながら今にたどり着いたんだと思います。まだまだ成長過程だと思いますけど、腕を下げたことによって、こうやってもう一度、1軍で投げられるピッチャーになったんだというところは間違いないと思います」

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