昨夏兵庫覇者・神戸国際大付が2回戦へ 1年生右腕・津嘉山憲志郎が公式戦2回5Kデビュー

[ 2022年6月26日 13:35 ]

第104回全国高校野球選手権兵庫大会   神戸国際大付3―1御影 ( 2022年6月26日    尼崎ベイコム )

<神戸国際付・御影>8回から2番手で登板し抑える神戸国際付・津嘉山(撮影・後藤 正志)
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 昨夏兵庫大会覇者の神戸国際大付が大会2日目で早くも登場し、接戦となった夏初戦を制して2回戦に進んだ。1年生右腕で背番号20の津嘉山憲志郎が3―1の8回から救援し公式戦デビュー。2回を無安打無失点で5三振を奪う快投だった。

 「何も考えず、自分の力を出し切ろうと思って投げました。緊張はしなかったです。先輩方がリラックスさせてくれるので、いいピッチングができたと思います」

 早くも風格を漂わせる沖縄出身の1年生は最初の8回に2三振を奪うと、圧巻は9回。クリーンアップを3者連続三振に仕留めて試合を締め、7回に1点を返し勢いづいた御影打線の息の根を止めた。中学時代は軟式で146キロ、入学までに硬式球で148キロを計測した大型右腕が、文句なしの結果で初登板を飾った。

 星稜(石川)のエース右腕・マーガード真偉輝キアン(3年)と同じ沖縄市の美東中出身。「今年の夏、マーガードさんと甲子園で戦って勝ちたい」という野望を秘める。「3年生に甲子園へ連れて行ってもらうというより、いつもリラックスさせてくれる3年生を連れて行ってあげる夏にしたい」と頼もしい。帽子の裏には「今日もチバルヨー!ピンチなんてなんくるないさー」の文字。ナインを、観客をちむどんどんさせる投球で、2年連続の夏聖地への切符をつかむ。

 ◇津嘉山 憲志郎(つかやま・けんしろう)2006年(平18)7月24日生まれ、沖縄県沖縄市出身の15歳。幼稚園から美東ドラゴンズで野球を始め、美東中では軟式野球部に所属。神戸国際大付では1年夏からベンチ入り。最速148キロ。1メートル78、95キロ。右投げ右打ち。

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2022年6月26日のニュース