ヤクルト・村上 独走V26号、もう打点71 令和初の3冠王「獲れるものは全て獲りたい」も一戦必勝誓う

[ 2022年6月26日 17:49 ]

セ・リーグ   ヤクルト11―10巨人 ( 2022年6月26日    神宮 )

<ヤ・巨>つば九郎と笑顔でガッツポーズの村上(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトは26日、神宮で巨人と対戦。第1戦16―6、第2戦5―19と激しい戦いの流れそのままに、この日も点の取り合いとなった。そして試合を決めたのはやっぱりこの男だった。8―8の同点で迎えた8回、4番・村上が1死一、三塁からバックスクリーンに26号勝ち越し3ランを叩き込んだ。4番の一発で激しい乱打戦に終止符を打ったチームは12カード連続の勝ち越しを決めた。この勝利で11ゲーム差に再び突き放した2位・巨人の自力優勝の可能性を消滅させた。

 村上は夕暮れの神宮でのヒーローインタビューで「(勝利を決めて)ホッとしていますし、疲れました」と激戦が続いた巨人との3連戦に勝ち越し安堵の表情を浮かべた。史上初となる11球団連続となるカード勝ち越し。「いつも言っていますけど、目の前の試合をしっかり戦えているので、その結果として11球団連続勝ち越しすることができて凄く誇りに思いますし、まだまだこれから記録を伸ばしていきたいと思います」。

 そして8回の26号決勝3ランについて「(初回に)しょうもないエラーをしてしまったので、何とか取り返したいと思って打席にたったんですけど。なかなか結果が出せず悔しい思いをしていたので…哲さん(山田が)が右打ちしてくれて僕に楽に打席に立たせてくれたので、哲さんのおかげです」と山田に対する感謝を語るとともに、喜びをかみしめた。

 シーズン50号超え、そして令和初となる3冠王への期待が高まる中、「もちろん獲れるものは全て獲りたいですけど、それは終わってからの結果なので、まずは一試合一試合集中して頑張ります」と笑顔を見せた。そして史上初となる6月中のマジック点灯の可能性を聞かされた若き主砲は「まだまだシーズンは長いので。いい時も悪い時も、皆さん、応援よろしくお願いします!」と一戦必勝の気持ちをファンに宣言し共闘を求めた。

 村上はこの日の26号3ランで打点を71とし、2位の巨人・岡本和に13打点差と大きく差を広げた。

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