ヤクルト小沢の1766日ぶり1軍復帰登板が流れ変えた!無死満塁斬り後に打線爆発6点大逆転

[ 2022年6月26日 14:41 ]

セ・リーグ   ヤクルト―巨人 ( 2022年6月26日    神宮 )

<ヤ・巨> 3回、逆転3ランを放ち村上(右)らに迎えられる長岡(右から2人目) (撮影・光山 貴大)
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 26日に支配下選手として公示され、同時に出場選手登録も公示されたヤクルトの小沢怜史投手(24)が3回に5年ぶりとなる1軍復帰登板を果たした。小沢はソフトバンク時代の2018年11月以来4年ぶりの支配下契約。前回の1軍登板はソフトバンク時代の2017年8月25日のロッテ戦。1766日ぶりの1軍マウンドとなった。また、支配下契約に伴い、背番号は「014」から「70」に変更された。

 3回無死満塁から1766日ぶりの1軍復帰登板。小沢は高津監督の起用に見事に応え無失点の快投。するとその裏、前日から続く嫌なムードがガラリと変わった。先頭の塩見が中前打で出塁すると、山田、青木、オスナのタイムリーで3点を奪い1点差まで詰め寄った。押せ押せムードのヤクルト打線は止まらない。2死一、三塁で相手先発・戸郷を引きずり下ろすと、2番手・今村から長岡が逆転3ランを右翼ポール際に叩き込んだ。流れを変えた男・小沢はこの回にプロ初打席に立ち見逃し三振に終わった。

 大ピンチの3回だった。先発のスアレスが5失点してなおも無死満塁。ここで高津監督は投手交代を告げた。マウンドにはこの日に支配下選手として公示され、同時に出場選手登録も公示された小沢を送った。小沢は新背番「70」のユニホームが間に合わず「014」を背負って5年ぶりとなる1軍復帰登板を果たした。

 無死満塁での5年ぶりとなる1軍マウンド。吉川を三直に打ち取ると、ワンバウンドのストレートで戸郷のスクイズ失敗を誘い三走・坂本をアウトに。2死として戸郷を三振に斬って取り無失点に抑えた。堂々たる“電撃復帰登板”に神宮のファンから大きな拍手が送られた。

 ▼山田 打ったのはスライダー。点差があるので後ろにどんどん繋いで1点でも多く還していこうと思い打席に入りました。

 ▼青木 打ったのはストレート。後ろに良いカタチでつなぐそれだけです。

 ▼長岡 打ったのはストレート。先輩方がつないでくれたのでその流れを切るわけにはいかないと思いながら打席に入りました。最高の結果になってくれました。

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