広島・中村健　プロ初V撃「ボールに食らいついた」　マルチで好調キープ

セ・リーグ   広島5ー4DeNA （ 2022年6月25日    横浜 ）

＜D・広＞スタンドに向かってあいさつする中村健（撮影・島崎忠彦）
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　広島が集中打で逆転し、1分けを挟む連勝を4に伸ばした。2点を追う3回に4本の長短打と3四死球を絡めて一挙5点。中でも、中村健のしぶとい打撃がキラリと光った。同点の2死満塁で価値ある2点勝ち越し打。粘って8球目の内角膝元の直球を右前に運んだ。

　「2死からつくった好機だったので、ボールに食らいついた。いい所に落ちてくれた」

　その打撃は上昇気流を描く。23日の阪神戦で2安打を放つと、24日のDeNA戦では今永から2号ソロ。この日も2回の左前打を含むマルチ安打だ。「タイミングを取る時に体重を後ろに乗せてグワーッと呼び込む。それが結果に出てくれている」と強調した。

　ルーキーにとってはプロ初の決勝打。横浜では昨季から9連勝となり、借金完済は目前だ。佐々岡監督は「中村健がいいところで打ってくれた」と絶賛した。