中日・根尾 1軍初登板の甲子園でプロ初失点 チームは40敗…借金10

[ 2022年6月26日 04:45 ]

セ・リーグ   中日0ー10阪神 ( 2022年6月25日    甲子園 )

<神・中>6回、甲子園のマウンドに上がり深呼吸する根尾(撮影・坂田 高浩)
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 中日・根尾が1軍初登板の甲子園でプロ初失点を喫した。0―9の6回、勝敗を超越した大歓声に包まれ登板。先頭の佐藤輝を一ゴロに打ち取ったが、大山に直球を右前打、糸原に初四球を与えて1死一、二塁とされ、続く同学年の小幡にカウント3―1から真ん中に入った149キロ直球を左前適時打された。

 「(ストライクを)取りにいったボールを打たれてしまったので自分のボールをしっかり投げたい」

 その後は梅野を自己最速に並ぶ152キロで捕邪飛、伊藤将を見逃し三振に仕留めて1回1失点。7回の打席で代打を送られた。

 根尾の連続無失点が4試合でストップすると、打線も8回まで毎回安打を放ちながら好機で一本が出ず14度目の零敗。チームは4連敗、屋外球場では9連敗で40敗到達し、借金は最多の10となった。

 立浪監督は「ご覧の通りチャンスになったら打てないから何ともならない」とし、根尾については「打たれることは勉強。これからも使っていきながら考えていきたい」と話した。(中澤 智晴)

 ▽根尾と甲子園 大阪桐蔭では2年春から遊撃手(2年時は外野も)と投手兼任で主軸を担い、4季連続で甲子園出場。投手としては17年春、18年春夏の計7試合に登板し、選抜史上初の2年連続「優勝投手」になるなど5勝0敗、防御率1・93(42回9失点)だった。今年5月8日のウエスタン・リーグ、阪神戦ではプロ初の“甲子園登板”。9回に遊撃からマウンドに上がり、打者5人に3安打を浴び、2/3回1失点だった。

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