巨人・阿部コーチ「防げた失点はあったんじゃないか」 村上3ラン被弾は「僕らの指示の詰めが甘かった」

[ 2022年6月26日 18:00 ]

セ・リーグ   巨人10―11ヤクルト ( 2022年6月26日    神宮 )

<ヤ・巨>8回、村上に3ランを浴びる平内 (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人はヤクルトとの壮絶な打ち合いに10―11で敗れ、開幕76試合目にして自力Vの可能性がついに消滅した。6月26日の自力V消滅は2003年の6月27日(71試合目)を1日上回り、球団史上最速となった。

 初回に3点、3回に2点を取って5―1とリードしながら、今季初の中4日で先発したチーム勝ち頭(7勝)の戸郷が今季最短となる3回途中6失点(自責5)KO。2点を追う6回には代打・中田の7号ソロと丸の2戦連発となる15号ソロで7―7の同点とし、7回には代打・中島の適時打でついに8―7と勝ち越し。だが、その裏に高梨、赤星の継投で8―8の同点とされると、8回には平内が四球と自らのバント処理悪送球でピンチを招き、相手主砲・村上に痛恨の決勝26号3ランを被弾した。9回には代打・重信が左中間へ2点適時二塁打を放って1点差に迫ったが、及ばなかった。

 試合後、阿部慎之助作戦兼ディフェンスチーフコーチ(43)との一問一答は以下の通り。

 ――中4日の戸郷。投球を見て

 「そうね。最初は良かったんですけどね。そうだな。まあ、あのイニング(3回)捕まっちゃって、まあ、なんとかしてあげようというのもね、大城も出してたし。まあ、相手もね、プロですからね。まあ、だけど、あの中で、防げた失点はあったんじゃないかというのは、僕らも一緒に考えて、今後の対策にしないといけないなと思いますし、こんだけ、ね。失点、大量失点してしまっているんで、とにかくもう一回、僕らも一生懸命考えて、まあ立て直すつもりでね、バッテリー含めてやっていきたいなと思います」

 ――終盤に先頭の四球

 「そうですね。これは野球やってる人だったら、どこのバッテリーも言われていると思うんで、まあ、そうしないためにも、どうしようかっていうね、対策は僕らも考えなくちゃいけないし」

 ――バント処理も。ああいうミスがでてしまうと

 「うん。そうですね」

 ――村上を最後以外はよく抑えていたが、最後に甘くなってしまった

 「うん。まあ、僕らの指示も、指示の詰めが甘かったな。反省してます」

 ――立て直すと。今後のゲームを見据えた場合そこが大事になってくる

 「だと思いますし。もうね、負けは許されないゲームがずーっと続いていくと思いますし。そこで、どうやってね、バッテリーで粘って勝ちを拾っていけるかというのを、ちょっと目標にやっていきたいなと」

 ――救援陣の立て直しについては

 「まあ、それはもうね、やられる時もあると思うんで。それを糧にして、こうやっていいところで投げさせてもらったりしてるから、日々勉強だと思ってやってもらいたいなと思います」

 ――赤星は今後中継ぎで

 「そのまま中継ぎで入っていくと思いますし、ずっと先発で回してもらっててね、中継ぎの人の気持ちも、多分これでね、学べるでしょうし」

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2022年6月26日のニュース