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張本勲氏 自力Vの可能性消滅の巨人に喝! 岡本和の気になる軸足の動き 「現状では4番の差が出ている」

[ 2022年6月26日 21:02 ]

セ・リーグ   ヤクルト11─10巨人 ( 2022年6月26日    神宮 )

<ヤ・巨>8回、逆転3ランを放った村上を見つめる岡本(撮影・村上 大輔)
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 2位の巨人は26日の首位・ヤクルト戦(神宮)に敗れて11ゲームもの大差をつけられ、76試合目で自力優勝の可能性が消滅。なぜここまで差が開いたのか、ヤクルトとの違いは何か――。球界のご意見番で、巨人OBでもある本紙評論家の張本勲氏(82)がその戦いぶりに「喝!」を出した。

 壮絶な打ち合いとなった3連戦に負け越して、巨人の自力優勝の可能性が消滅した。これほどヤクルトと差がつくとは思わなかった。まさに「喝!」だ。

 ここまでの戦いぶりを見ていて、チームは「ないない尽くし」だと感じていた。投手は先発陣の駒が足りない。開幕から菅野、戸郷以外に若い投手を登用してきたものの、不安定さが目立つ。ルーキー守護神の大勢は頑張っているが、中継ぎ陣も苦しい。この3連戦で計32失点。打線が計35点を奪いながら、この日も投手陣がリードを守り切れなかった。特に8回。大勢につなぐイニングを誰に任せ、どうしのぐのか。

 その打線も3連戦こそ奮闘するも、それまではつながりのなさが目立っていた。その素質からして「こんなものではない」と思っているからあえて言うが、中心に座る4番・岡本和の粗さが目立つ。打率が2割5分台では寂しすぎるし、話にならない。やってくれないと困る。期待を込めての「喝!」だよ。

 彼はインパクトの際に軸足の右足が動く。これじゃいかん。軸足はグッと固定して、打った瞬間にくるっと回転させなければ。下半身が安定すれば50発だって打てるし、4番として確実性が増せば打線につながりが生まれる。対するヤクルトの4番・村上は下半身がどっしりしている。3冠王も狙えるし、やはり安定感がある。3連戦で3発を含む4安打9打点。岡本和も6安打7打点と必死に抵抗したが、現段階では4番の差が出ていると言わざるを得ない。

 ヤクルトはこの3連戦こそ投手陣が打ち込まれたが、やはり投打のバランスの良さはリーグ随一だろう。ただ、シーズンはまだ長い。巨人にはぜひ巻き返してほしい。投手陣の整備、正捕手の固定、そして岡本和の奮起…。CSを狙うのではなく、あくまでヤクルトに追いつくことを目標に戦ってほしい。

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