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DeNA 巻き返しの鍵は「牧頼み」からの脱却

[ 2022年6月26日 08:00 ]

<D・広>9回、空振り三振に倒れた牧(撮影・島崎忠彦)
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 25日の広島11回戦(横浜)。DeNAは4―5で敗れ、最後の打者は牧だった。相手守護神・栗林が2ストライクから投じた3球目のフォークを空振り。試合終了と同時に、勢い余って右膝と右手を地面につき崩れ落ちた。だがその姿に、4番として戦い抜こうとした24歳の心意気が垣間見えた。

 三浦大輔監督就任2年目で、牧も2年目。番長政権は新人特別賞を受賞した昨季から「牧とともに」ある。そして、今季もここまで指揮官が「牧には助けられてきた」と口にする場面は多い。

 6月上旬の時点では三冠王も視野に入れる数字を残していたが、ここにきて打率は急落。現在は・290(25日終了時点)まで落ちた。「2年目のジンクス」に突入した、との憶測も飛ぶ。

 昨季は同じ時期に腰の張りを訴えるも「五輪休止期間」で持ち直し、後半戦のスパートにつなげた。だが、今季はその充電期間はない。三浦監督が「4番の牧は動かさない」と宣言したことで、調子は落としても、出場全60試合に4番で先発出場している。

 気になるデータがある。今季、牧が無安打の試合は25日までに18試合あるが、チームは5勝13敗で勝率・278。4番が沈黙すれば勝率も悪い。それだけ、牧のバットがチーム浮沈の鍵を握っているということだ。現在、チームは5位に低迷。ヤクルトが独走していることもあり、今月中にも自力優勝の可能性が消滅してしまう。

 記者は思う。今チームに必要なのは、牧の復活を期すことではなく、牧頼みからの脱却、投打での牧に変わる柱の出現だ。佐野、宮崎、今永に売り出し中の蝦名に森。ベテランも若手も総動員で勝ちをもぎとる。巻き返しを狙うなら、そのスタイルが確立されるべきだ。(記者コラム・大木 穂高)

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